子供に安全な加湿器とは?選ぶときのポイントと安全対策を紹介!

子供に安全な加湿器とは?選ぶときのポイントと安全対策を紹介!

子供の健康のため、加湿器の購入を検討している方もいるでしょう。しかし、せっかく子供のためを思って設置した加湿器が、子供の安全を損ねてしまっては意味がありません。そこでこの記事では、子供に安全な加湿器の選び方のポイントと、実際に設置してから注意すべき安全対策について紹介します。子供がいるご家庭は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

子供にとって危ない加湿器とは?

子供にとって危ない加湿器かどうかは、次の2つの観点から考える必要があります。

● 衛生的な安全性:カビや細菌が繁殖している
● 物理的な安全性:噴出口や水が熱くなるもの

それぞれ詳しくみていきましょう。

 

 

カビや細菌が繁殖している

加湿器のタンクやフィルターは常に「湿った状態」になるため、カビや細菌が繁殖しやすい環境です。もしカビ・雑菌が増え、それが空気中に放出されると、気管支にアレルギー反応が生じることがあります。いわゆる「加湿器肺炎」です。

とくに加湿器で増殖した「レジオネラ菌」に感染すると、発熱や咳などの症状が見られる「レジオネラ症」になってしまいます。免疫力が低い赤ちゃん・子供はとくに発症しやすく、重篤化すると肺炎になる可能性もあるため注意しなければなりません。

このように、カビ・細菌が繁殖している加湿器は、子供にとって非常に危険な存在です。知らず知らずのうちに汚れが溜まっていることもあるため、十分に注意してください。

 

噴出口や水が熱くなるもの

水を沸騰させて蒸気を出すタイプのスチーム式加湿器は、噴出口や水が熱くなります。子供が霧を触ったり、噴出口に手を近づけたりすると、火傷する可能性があるため注意しなければなりません。

また、沸騰中の加湿器を誤って倒し、熱湯をかぶってしまうリスクもあります。先述したレジオネラ菌は60℃で5分間煮沸されると殺菌されるため、スチーム式は衛生的には優れていますが、物理的な安全性の観点からは、子供にとって危険な存在だといえるでしょう。

 

子供に安全な加湿器の選び方ポイント6つ

衛生的・物理的な観点から、子供にとって安全な加湿器を選ぶときは次の6つを意識してみてください。

● 細菌をしっかり殺菌できるか
● お手入れが簡単にできるか
● 蒸気温度が低く火傷の心配がないか
● 安全機能が備わっているか
● カルキ汚れができにくい仕様か
● フィルターが不要なタイプか

それぞれ詳しく解説します。

 

【1】細菌をしっかり殺菌できるか

加湿器を使う以上、細菌の繁殖を防がなければなりません。こまめに掃除していたとしても、消毒しない限り細菌が生き続けてしまうため、何らかの方法で殺菌できるタイプの加湿器がおすすめです。

スチーム式加湿器であれば、加湿時に沸騰するため殺菌できます。超音波式加湿器やハイブリッド式加湿器の場合は、タンクごと煮沸消毒できるタイプを選ぶことでお手入れが簡単かつ安心して使えるでしょう。

 

【2】お手入れが簡単にできるか

細菌の繁殖を防ぐためには、定期的に細部までお手入れすることも重要です。構造が複雑な加湿器だとお手入れが面倒になり、放置してしまうかもしれません。そのためお手入れが簡単にできるかも確認してみてください。

 

【3】蒸気温度が低く火傷の心配がないか

加湿器から出る霧は、どうしても子供の注意を引いてしまいます。好奇心から手を伸ばす子供も少なくないため、蒸気温度が低く火傷の心配がない加湿器が安心です。40℃程度に温めた水を散布する加湿器なら、火傷の心配をなくしつつ、加湿効率も維持できます。

 

【4】安全機能が備わっているか

子供の近くに置いて使用する場合、チャイルドロックなどの安全機能が備わっているかも確認しましょう。ただし超音波式やハイブリッド式であれば火傷の心配はないため、必ずしも安全機能にこだわる必要はありません。

 

【5】カルキ汚れができにくい仕様か

水道水を使って加湿していると、加湿器内部に白い汚れが付着します。いわゆる「カルキ汚れ」や「水垢」です。水道水には消毒のために「カルキ」が使われているため、使用する過程でカルキ汚れが付着することは防ぎきれません。また、水道水にはマグネシウム・カルシウムなどのミネラルが含まれており、これらが蓄積することで「水垢」となります。

「カルキ汚れ」や「水垢」が直接的に健康被害につながることはありませんが、見た目が美しくないことはもちろん、汚れが増えると加湿性能が低下してしまうことには留意すべきです。また最悪の場合、タンク内でカルキが石状化してしまうと掃除しても取り切れず、石状化によってタンクをうまくセットできなくなると水漏れの原因にもなります。そして水漏れは漏電にもつながるため、注意しなければなりません。

カルキ汚れがまったく発生しない加湿器はないため、カルキ汚れができにくい加湿器や、定期的なお手入れがしやすくカルキ汚れを防ぎやすい加湿器を選ぶといいでしょう。お手入れによって、カルキ汚れをこまめに除去することが重要です。

 

【6】フィルターが不要なタイプか

加湿器の部品の中でも、とくに雑菌・カビが繁殖しやすいのが「フィルター」です。もしフィルターが付属した加湿器を選ぶ場合には、お手入れ・交換のしやすさをチェックしてみてください。なお、フィルターのない加湿器も存在します。このようなフィルターレスの加湿器は衛生的であるため、子供がいる家庭におすすめです。

 

子供がいる家庭向け加湿器の安全対策

子供がいる家庭で加湿器を使うときは、安全対策として次のポイントを意識してみてください。

● 子供の手の届かない場所に設置する
● タンクの水は毎日交換する
● 定期的にお手入れをする
● 水道水を使用する
● 安全性の高い加湿器を選ぶ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

子供の手の届かない場所に設置する

加湿効率を考えると、加湿器は部屋の中央付近に置くことが望ましいとされています。しかし子供が遊ぶ場所に近いと、誤って倒したり壊したりしてしまうかもしれません。そのため安全性を考えると、部屋の中央から多少離れるとしても、子供の手が届かない場所に設置することが望ましいです。

 

タンクの水は毎日交換する

タンク容量が大きい加湿器の場合、数十時間にわたって稼働し続けることも不可能ではありません。しかしタンクに水を入れたまま放置すると、次第に雑菌が繁殖し、さらにカビが生える原因にもなってしまいます。

そのため、たとえタンク内に水が残っていたとしても、水は毎日交換するようにしましょう。タンクいっぱいに水を入れるのではなく、1日程度で使いきる量を入れるよう心がけてみてください。

 

定期的にお手入れをする

雑菌対策の施された加湿器だとしても、放置すればカビ・細菌は繁殖してしまいます。
子供の健康を守るためにも、1週間に1度はお手入れするよう注意してください。このとき、洗えるパーツはすべて洗浄することで安心して利用できます。

 

水道水を使用する

綺麗な水を散布したいと考え、加湿器に「ミネラルウォーター」や「浄水器の水」を入れている方もいるかもしれません。しかし、本当に安全性を気にする場合には、水道水を使用することをおすすめします。

実は「ミネラルウォーター」や「浄水器の水」は美味しさを追及した水であるため、雑菌の繁殖を抑えるための「カルキ」が使われていなかったり除去されていたりします。そのためタンク内・フィルター内で雑菌が増殖しやすくなってしまい、健康被害に繋がる可能性もあるのです。

水道水は塩素処理されており、比較的雑菌が増えづらいため、加湿器に入れる水としても向いています。なお、水道水の残留塩素は半日ほど放置すると抜けてしまうため、より安全性を意識する場合は、半日ごと水を交換するといいでしょう。
また先述したとおり、水道水に含まれるミネラルが蓄積すると「水垢」になります。水垢は加湿能力を落とす原因の一つであるため、お手入れのときに除去するようにしてください。

 

安全性の高い加湿器を選ぶ

もっとも効果的な安全対策は、そもそも安全性の高い加湿器を選ぶことです。火傷のリスクを減らしつつ、加湿効率も重視する場合には、「超音波式」か「ハイブリッド式」の加湿器がおすすめです。加湿方式だけではなく、衛生面に優れた加湿器かどうかも確認するといいでしょう。

 

子供に安全な加湿器のおすすめ2選

どちらも火傷の心配がないタイプの加湿器であるため、子供がいる家庭でも安心して利用できます。また、双方ともお手入れが簡単な構造となっているため、加湿器を常に清潔に保ちやすいことも特徴です。それぞれの加湿器ごと、さらに詳細な特徴を見ていきましょう。

CAREPOD

Carepodステンレス超音波加湿器(MS031S2)

オリジナルステンレス超音波加湿器(MS031S2)

CAREPOD

Carepodキューブハイブリッド式ステンレス加湿器(X50)

キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器(X50)

28,000円

38,000円

どちらも火傷の心配がないタイプの加湿器であるため、子供がいる家庭でも安心して利用できます。また、双方ともお手入れが簡単な構造となっているため、加湿器を常に清潔に保ちやすいことも特徴です。それぞれの加湿器ごと、さらに詳細な特徴を見ていきましょう。

 

CAREPOD オリジナルステンレス超音波加湿器

CAREPOD オリジナルステンレス超音波加湿器(MS031S2)は、フィルターフリーの衛生的な構造の加湿器です。分離しやすいステンレス水タンクが採用されており丸ごと洗浄できることも、加湿器を衛生的に保ちやすいポイントだといえます。
また、タンクは煮沸消毒できる構造のため、洗浄のみならず殺菌も可能です。「内カバー」「水タンク」「振動子」部分についても煮沸消毒に対応しているため、加湿器をより清潔な状態に保てます。

丸ごと洗浄と聞くと面倒に感じるかもしれませんが、CAREPOD オリジナルステンレス超音波加湿器(MS031S2)はお手入れしやすいことも特徴です。たった3つのパーツから構成されており、さらに分解・組み立てが簡単なため、定期的なお手入れも面倒ではありません。さらに食器洗い機も使用できるため、非常にお手入れしやすいことが特徴です。(振動子部分は本体との接触部に水が入らないよう、手洗いする必要があります)

なお、子供のために使用するとなると、お昼寝や夜間の稼働音が気になる方もいるかもしれません。CAREPOD オリジナルステンレス超音波加湿器(MS031S2)運転音は最大で35dBと非常に静かであるため、子供の睡眠を妨げないこともポイントです。(なお、ささやき声が30dB程度といわれています)

型名

MS031S2

運転モード

加湿量調節機能 ・電源ON/OFF機能
時間予約機能

消費電力(最大)

30W

加湿量(最大)

1段 150ml/h、 2段 230ml/h、 3段 300ml/h

運転音(最大)

35dB

運転加湿時間(最大)

30時間

運用床面積

22.68㎡(14畳)

 

CAREPOD キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器

CAREPOD キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器(X50)は、「超音波」と「低温加熱」を組み合わせたハイブリッド式加湿器です。こちらもカビが発生しづらく分離して洗浄しやすい「ステンレス水タンク」が採用されており、さらにフィルターフリーであるため、衛生的な観点からも子供がいる家庭向けの加湿器だといえます。

低温加熱方式であるため、スチーム式のような火傷の心配はありません。さらに超音波式と比べると加湿性能に優れるため、安全性と加湿能力を両立させたい方に最適です。スチーム式と比べると省エネルギーで加湿できるため、動かし続けても電気代が高騰しすぎないことも嬉しいポイントだといえるでしょう。

また、先述したオリジナルステンレス超音波加湿器(MS031S2)と同じく、運転音が最大で35dBと静穏性に優れていることも子供向けとしておすすめのポイントです。

型名

X50

運転モード

加湿量調節機能 ・電源ON/OFF機能
時間予約機能・ヒーター機能(水温MAX40℃)

消費電力(最大)

一般加湿:30W
加熱・加湿:100W

加湿量(最大)

一般加湿:1段 150ml/h、 2段 230ml/h、 3段 300ml/h
保温加湿:1段 170ml/h、 2段 300ml/h、 3段 400ml/h

運転音(最大)

35dB

運転加湿時間(最大)

30時間

運用床面積

22.68㎡(14畳)

 

まとめ

子供に快適な環境を提供する観点から見ると、加湿器は非常におすすめのアイテムです。風邪やインフルエンザの予防にもなり、肌や喉の乾燥を防ぐ効果も期待できます。その反面、しっかりとお手入れしていないと、カビ・雑菌をまき散らすことになり、肺炎などの原因にもなりかねません。

また、殺菌ばかりに目を向けてスチーム式加湿器を選ぶと、子供が火傷してしまう可能性もあります。衛生的かつ物理的にも安全な加湿器として、お手入れのしやすい「超音波式」もしくは「ハイブリッド式」の加湿器を選んでみてください。

CAREPODの加湿器は「超音波加湿器」と「超音波+低温加熱のハイブリッド式」の2種類があり、どちらも衛生面に優れたステンレス製水タンクを採用していることが特徴です。洗浄・殺菌がしやすい設計になっているため、忙しい日々の中でも簡単にお手入れできます。このような特徴を兼ね備えていることから、子供の安全に配慮して加湿器を選びたい方にはCAREPODの加湿器がおすすめです。

▼「Carepodオリジナル」ステンレス加湿器の詳細については、こちらをご覧ください。

Carepodステンレス超音波加湿器(MS031S2)
Carepodステンレス超音波加湿器(MS031S2)
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▼「Carepodキューブ」ハイブリッド式ステンレス加湿器の詳細については、こちらをご覧ください。

Carepodキューブハイブリッド式ステンレス加湿器(X50)
Carepodキューブハイブリッド式ステンレス加湿器(X50)
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