加湿器の効果的な使い方を紹介!使うときの注意点も
加湿器は使い方次第で、効果が発揮できない可能性も!
室内を適切な湿度に保つために、加湿器を使うことは非常に有効です。しかし使い方によっては、加湿器本来の効果が発揮されないケースもあります。ここでは、加湿器をより効果的に使う方法や注意点について詳しく紹介します。
加湿器の効果的な使い方
加湿器を効果的に使うには、まず以下のポイントを実践することが重要です。
●適切な位置に設置する
●清潔に保つ
●水道水を使用する
●サーキュレーターとの併用も◎
それぞれのポイントについて詳しく紹介します。
【ポイント1】適切な位置に設置する
お部屋の湿度を快適な状態に保つには、次の条件を意識した場所に加湿器を置く必要があります。
●部屋の真ん中に設置する
●窓の近くには置かない
●部屋の出入口は避ける
●家具や家電から離れた場所に置く
●吹き出し口の高さに気をつける
●吹き出し口の高さに気をつける
●エアコンの設置位置との相性を考える
すべてを満たす場所を見つけることは難しいかもしれませんが、可能な限り意識してみてください。
1.部屋の真ん中に設置する
加湿器を壁の近くに置いてしまうと、放出された水蒸気が壁を濡らし、カビが生える原因になってしまいます。室内のカビを防ぐためにも、部屋中を効率よく加湿するためにも、加湿器はなるべく部屋の真ん中に設置しましょう。
2.窓の近くには置かない
断熱構造ではない窓は、外気温と同じくらい冷たい状態になっています。そのため、窓周辺の室温は低いことが多いです。このような場所に加湿器を置くと、放出した水蒸気がすぐに結露してしまい、加湿性能が下がってしまいます。結露はカビの原因にもなるため、加湿器を窓際に置くことは避けましょう。
3.部屋の出入口は避ける
部屋の出入口は、空気も出入りしやすい場所です。加湿器を置いたとしても水蒸気が逃げてしまうため、室内を効率よく加湿できません。
4.家具や家電から離れた場所に置く
家具・家電に近すぎる場所に加湿器を置くと、湿気による不具合の原因にもなりえます。不要なトラブルを避けるためにも、加湿器は家具・家電から離れた場所に置きましょう。
5.吹き出し口の高さに気をつける
吹き出し口の高さに配慮することも重要です。冷たい空気は下方に、暖かい空気は上方に向かう性質があります。このため、加湿器を床に近い場所に置くと冷たい空気の中に水蒸気が放出され、結果として結露しやすい状態になってしまうのです。
暖かい空気の中に水蒸気を放出するためにも、吹き出し口が床面から30cm以上高くなる位置に設置しましょう。子供がいる場合は、子供の手が届かない位置に置くとより安心です。
6.エアコンの設置位置との相性を考える
エアコンの風が直接当たる場所に加湿器を置くと、加湿器の湿度センサーが正しく稼働せず、快適な湿度を保ちづらくなってしまいます。もしセンサー付きの加湿器を使う場合は、エアコンの風の流れも意識してみてください。
【ポイント2】清潔に保つ
加湿器は水を使う特性上、どうしても雑菌・カビが発生しやすい製品です。もし雑菌・カビが繁殖したまま加湿器を使い続けると、それらが空気中に撒かれてしまい、喘息・肺炎などのリスクが高まることには注意しなければなりません。
また、水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどが蓄積すると「水垢」が発生します。水垢そのものに害はありませんが、水垢が溜まりすぎると加湿能力が落ち、本来の性能が発揮できません。
これらのリスクを防ぐためには、加湿器を清潔な状態に保つことが重要です。パーツが少なく分解しやすい加湿器を選べば、日々のお手入れも簡単でしょう。水タンクを煮沸消毒できる加湿器だと、より安心して利用できます。また、加湿器のフィルターは雑菌が繁殖しやすい部品であるため、「フィルターフリー」の加湿器を選ぶこともおすすめです。
【ポイント3】水道水を使用する
加湿器にはミネラルウォーターや浄水器を使った水ではなく、水道水を使用しましょう。水道水には雑菌が増えることを抑える「カルキ」が使われているため、加湿器を清潔に保ちやすいためです。ただし、水道水の残留カルキも半日ほどで抜けてしまうため、より安全性を求める場合は半日に1回は水を交換してみてください。
【ポイント4】サーキュレーターとの併用も◎
加湿器をサーキュレーターの近くに置くと、加湿された空気を部屋中に循環させることが可能です。部屋全体を効率よく加湿したいときは、ぜひサーキュレーターと併用してみてください。より効率よく加湿するには、加湿器の吹き出し口より低い位置にサーキュレーターを置きましょう。
【お部屋別】加湿器の適切な使い方
子供にとって最適な環境には諸説ありますが、室温は20℃〜25℃、湿度は50%〜60%程度が目安とされています。乾燥する季節は簡単に湿度50%〜60%を下回ってしまうため、加湿器を設置して対策していきましょう。
リビングでの使い方
リビングに加湿器を置く場合はエアコンの風を上手に利用しつつ、加湿された空気を循環させると効率的です。先述したとおり、エアコンの風が加湿器に直接当たることは好ましくありません。そのため、あくまでも加湿された空気がエアコンの風に乗るような場所を意識してみてください。
子供部屋での使い方
子供部屋に加湿器を置く場合、怪我などのトラブルを防ぐためにも手の届かない場所へ設置しましょう。また、スチーム式など熱い蒸気を出す加湿器には火傷の心配もあります。
より安全性を求める場合は、加湿器本体自体が熱くならず火傷の危険性がない「低温加熱方式」の加湿器を選んでみてください。
寝室での使い方
寝室に加湿器を置く場合は、蒸気が肌に直接当たらないように注意してください。。肌に蒸気が当たったほうが、潤いを与えられると思うかもしれません。しかし肌が濡れると、蒸発するときに余計に肌が乾燥してしまいます。肌トラブルを避けるためにも、布団・ベッドから少し離れた場所に置いてみてください。
また、タイマー機能・湿度コントロール機能が備わった加湿器だと、より快適に眠れます。睡眠を妨げないように、運転音が静かなものを選ぶこともおすすめです。
オフィスでの使い方
オフィスで加湿器を使うときは、やはり部屋の真ん中に設置することが重要です。電化製品や書類が湿ってしまわないように、周りに物がない場所に置くことも意識してみてください。また、住宅と比べるとオフィスは空間が広いため、大容量タイプの加湿器がおすすめです。エアコンやサーキュレーターの風を利用し、加湿された空気を循環させるとより効率的に加湿できます。
加湿器を使うときの注意点
加湿器を設置するときは効率的な使い方とあわせて、次の点にも注意してください。
・加湿方法
・お手入れ方法
・安全機能
・タンクの消毒可否
・電気代
それぞれの選び方について詳しく解説します。
床濡れに注意する
加湿器を使っていると、周囲の床が濡れることがあります。先述したとおり、冷たい空気は床付近に滞留し、水蒸気が結露してしまうためです。床が濡れるとカビの原因にもなりますし、滑って転んでしまう可能性もあるため注意してください。床濡れを防ぐ観点では、加湿器専用スタンドや高さ70cm以上の台、テーブルなどに置くことをおすすめします。
加湿のしすぎに気をつける
加湿は、すればするほどいいものではありません。湿度が高すぎると、室内がカビ・雑菌が繁殖しやすい環境になってしまうため注意してください。使用目的に応じて、最適な湿度を意識することが重要です。
たとえば、風邪・インフルエンザなどの原因となるウイルスは、湿度40%以下で活発になるといわれています。そのため、風邪対策を目的とする場合は、湿度40%〜60%に保つといいでしょう。一方、乾燥肌を対策したい場合には、もう少し高めの60%〜65%が最適だといわれています。
タンク内のカビの発生に注意する
加湿器の水タンク内は、とくにカビが発生しやすい部分です。ここにカビが生えると、部屋中にカビを散布することになります。タンクごと煮沸消毒できる加湿器を選ぶと、カビの発生も防ぎやすくなるでしょう。
使い方・お手入れが簡単!おすすめの加湿器2選!
最後に、子供がいる家庭におすすめの加湿器を2つ紹介します。
|
|
28,000円 |
38,000円 |
それぞれの特徴は次のとおりです。
CAREPOD オリジナルステンレス超音波加湿器
オリジナルステンレス超音波加湿器(MS031S2)は世界初のステンレス超音波加湿器で、簡単に分離できて洗浄しやすい「ステンレス水タンク」が採用されていることが特徴です。丸ごと洗浄できるため、衛生的に使用できます。「内カバー」「水タンク」「振動子」部分はステンレス素材で作られており、煮沸消毒も可能なため、雑菌・カビを防ぎやすいこともポイントです。
定期的なお手入れは面倒だと感じるかもしれませんが、「内カバー」「水タンク」「振動子」のたった3つのパーツだけで構成されており、分解・組み立ても簡単です。食洗機に入れて洗うことも可能なため、毎日お手入れするとしても負担にはなりません。(ただし、「振動子」部分は本体と接続する接触部に水が入らないように手洗いをする必要があります)
タンクは4Lと大容量であるため、オフィスでの使用にも向いています。運転音は最大で35dBと非常に静かであるため、寝室での使用にも最適です。(一般的な会話が60dB程度)
型名 |
MS031S2 |
運転モード |
加湿量調節機能 ・電源ON/OFF機能 |
消費電力(最大) |
30W |
加湿量(最大) |
1段 150ml/h、 2段 230ml/h、 3段 300ml/h |
運転音(最大) |
35dB |
運転加湿時間(最大) |
30時間 |
運用床面積 |
22.68㎡(14畳) |
CAREPOD キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器
キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器(X50)は、超音波と低温加熱を組み合わせた「ハイブリッド式加湿器」です。タンク内で加熱板が水温約40℃にヒーティングすることが特徴で、噴霧されるミストの平均温度は34℃と低いため、火傷をする心配がありません。そのため、子供がいる家庭におすすめです。
水を沸騰させる「スチーム式」と比べると、「超音波+低温加熱のハイブリッド式」では加湿するスピードが遅いのではと心配になる方もいるかもしれません。しかし、タンクに30℃程度のぬるま湯を入れて稼働させると、スピーディーに加湿することも可能であるため安心してください。
なお、ハイブリッド式ステンレス加湿器(X50)についても丸ごと洗浄できるよう設計されていて、煮沸消毒も可能です。カビ・雑菌対策に配慮しつつ、加湿性能にもこだわりたい方には最適の加湿器だといえるでしょう。
型名 |
X50 |
運転モード |
加湿量調節機能 ・電源ON/OFF機能 |
消費電力(最大) |
一般加湿:30W |
加湿量(最大) |
一般加湿:1段 150ml/h、 2段 230ml/h、 3段 300ml/h |
運転音(最大) |
35dB |
運転加湿時間(最大) |
30時間 |
運用床面積 |
22.68㎡(14畳) |
まとめ
加湿器は、風邪対策・乾燥肌対策・ドライアイ対策などさまざまな方法で活用できます。しかし、置き場所を間違えると、室内にカビを発生させる原因にもなるため注意しなければなりません。また、加湿器そのものにカビ・雑菌が繁殖するリスクもあるため、定期的にお手入れする必要があります。
加湿器を清潔な状態で使い続けるためにも、お手入れしやすい加湿器を選びましょう。CAREPODの加湿器は、「超音波加湿器」と「超音波+低温加熱のハイブリッド式」の2種類があり、どちらも衛生面を考えた「ステンレス水タンク」を採用していることが特徴です。丸ごと洗浄・殺菌できる設計になっており、さらにフィルターフリーでもあるため、加湿器を使うときに気をつけなければならない衛生面に非常に優れています。どの加湿器を買うか迷っている方は、ぜひCAREPODの加湿器をお選びください。
▼「Carepodオリジナル」ステンレス加湿器の詳細については、こちらをご覧ください。
▼「Carepodキューブ」ハイブリッド式ステンレス加湿器の詳細については、こちらをご覧ください。