ペットがいる家庭の加湿器の選び方!使うときの注意点も解説

ペットがいる家庭の加湿器の選び方!使うときの注意点も解説

風邪対策や乾燥肌対策に役立つ加湿器ですが、実は人間だけではなく、ペットにもメリットがあることをご存知でしょうか。この記事ではペットに加湿器が必要な理由や、ペットがいる家庭が意識すべき加湿器の選び方について紹介します。

 

 

ペットに加湿器は必要?

犬や猫などのペットを室内で飼っている家庭は、ペットにとって快適な室温にするために、エアコンを1日中つけていることが多いのではないでしょうか。暖を取る方法としてはファンヒーターや石油ストーブなども挙げられますが、ペットが火傷しないように、これらを避けてエアコンをメインに使っている方もいるでしょう。

 石油ストーブなど「燃焼」する暖房器具を使えば、その燃焼過程で水素と酸素が結びつき、結果として湿度も高まります。しかしエアコンは暖かい空気によって単純に室温だけを上昇させる機器であるため、温度が上がるにつれて湿度が下がってしまうのです。
 
湿度が低い状態、つまり乾燥した状態は、人間だけではなくペットの健康にとっても望ましいものではありません。ペットの健康を守るためにも、加湿器を有効に活用すべきなのです。

ペットに加湿器が必要な理由

ペットに加湿器が必要な理由としては、次の5点が挙げられます。

・皮膚トラブルが防げる
・肉球トラブルが防げる
・感染症や病気の予防に繋がる
・ドライアイなど目のトラブルを防げる
・毛並みをよくしてくれる

乾燥はさまざまなトラブルを引き起こしますが、加湿器を使えばこれらのトラブルを防げるのです。それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。

皮膚トラブルが防げる

ペットの中でも、とくに犬は皮膚がデリケートな生き物で、乾燥肌などの皮膚トラブルになりやすいといわれています。とくに首元やお腹など、被毛が薄いゾーンは乾燥肌になりやすいため注意しなければなりません。

犬の乾燥肌を防ぐ方法としては保湿力のあるシャンプー・ローションなども挙げられますが、そもそもお部屋の湿度を適切に保っていれば、皮膚から水分が奪われることを防ぐ効果が期待できます。

肉球トラブルが防げる

ペットの肉球が乾燥すると、ひび割れたり痛みが出たりしてしまいます。肉球は歩行をサポートするだけではなく、体温調節の役割も担っているため、乾燥を防いであげなくてはなりません。肉球専用のクリームなども販売されていますが、

長い時間を過ごす室内で乾燥が進んでしまわないように、加湿器で空気を潤すことも重要です。

感染症や病気の予防に繋がる

人間も乾燥した空間で過ごすと体調を崩しやすいですが、これはペットも同様です。犬も猫も、呼吸器の粘膜が乾燥すると免疫機能が低下し、感染症にかかりやすくなります。咳・くしゃみなどの風邪症状が見られる場合、部屋が乾燥しすぎていることが原因かもしれません。 また、ハムスターなどの小動物も、乾燥したお部屋で過ごしていると風邪を引きやすくなります。動物本来の免疫機能を保つためにも、湿度をキープする必要があるのです。なお、爬虫類などは、乾燥しすぎると脱皮不全などの症状が見られることがあります。飼育ケースに霧吹きで潤いを与えることもありますが、やはりお部屋の湿度を保っていくことも重要です。

ドライアイなど目のトラブルを防げる

パソコンなどを長時間使っている方がなりやすいドライアイですが、乾燥した空間で過ごすペットに同様の症状が見られるケースもあります。目のトラブルを防ぐためにも、加湿器で湿度をキープしましょう。

毛並みをよくしてくれる

毛並みはペットの健康のバロメーターともいわれていますが、加湿器を使って健康に気を遣うことで、毛並みがよくなる効果も期待できます。毛並み・毛艶を改善したい場合も、加湿器を使ってみてください。

ペットにとって快適な湿度は?

ペットにとって快適な湿度は、基本的には人間が快適に過ごせるのと同じ40%〜60%程度といわれています。しかし、種類によって注意点が若干異なります。たとえば犬は湿度40%〜60%のお部屋で暮らすことが推奨されていますが、パグなど鼻の短い「短頭種」は体温調節が苦手なため、湿度が上がりすぎて蒸し暑くならないよう注意してください。

ハムスターも湿度40%〜60%が適していますが、やはり湿度が高すぎる環境には注意が必要です。猫は少し高めの50%〜60%が適していますが、湿度が高すぎると体温調節が難しくなるため、加湿しすぎないよう注意してください。

ペットがいる部屋に加湿器を置くリスクはある?

加湿器内部は湿った状態になるため、タンク内などで雑菌が繁殖することがあります。ウイルス対策として加湿器を使っていたとしても、タンク内の雑菌をまき散らしてしまっては元も子もありません。

水タンクを煮沸消毒できる加湿器を選べば、衛生的に使用できるためおすすめです。煮沸消毒により、タンク内の黄色ブドウ球菌・大腸菌・緑膿菌などは1分以内に99%も殺菌できるといわれています。

転倒の可能性がある

ペットの通り道に加湿器を置いておくと、誤って加湿器を倒してしまうかもしれません。特に猫を飼っている場合は要注意です。

火傷の可能性がある

水を沸騰させて加湿するタイプの加湿器は、ペットの火傷にも気をつけましょう。吹き出されるミストにペットが触れると、肉球を火傷してしまうかもしれません。

電源コードを噛んでしまう可能性がある

ハムスターなどの小動物をお部屋で散歩させている場合、加湿器のコードを噛んでしまう可能性もあるでしょう

ペットがいる部屋に加湿器を置くときの選び方

先述したリスクがあることを踏まえて、ペットがいる部屋に置くための加湿器は、次の観点を意識して選んでみてください。

・安全性の高い加湿器を選ぶ
・火傷の心配がない加湿器を選ぶ
・衛生的に保てる加湿器を選ぶ
・加湿方式で選ぶ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

安全性の高い加湿器を選ぶ

第一に、ペットに危険が及ばない安全な加湿器を選ぶ必要があります。転倒時自動停止機能がついている加湿器なら、ペットが誤って加湿器を倒してしまっても安心でしょう。ただしペットの届かない位置に置く場合は、必ずしも転倒時自動停止機能がなくても問題ありません。

火傷の心配がない加湿器を選ぶ

安全性の観点をさらに深掘りすると、火傷の心配がない加湿器を選ぶ必要もあります。水を沸騰させないタイプの加湿器を選べば安心でしょう。

衛生的に保てる加湿器を選ぶ

加湿器は湿った状態で使用する機器であるため、カビ・雑菌が繁殖しやすいことにも注意しなければなりません。カビ・雑菌が加湿時に散布されると、それが人間・ペットのアレルギー症状の原因になる可能性もあるため、衛生的に保てる加湿器を選びましょう。
雑菌が繁殖しやすいフィルターが使われておらず、さらに分解・組立が簡単な加湿器がおすすめです。

水タンクを煮沸消毒できるタイプの製品なら、より安心して使えます。(黄色ブドウ球菌・大腸菌・緑膿菌などの各種雑菌は、煮沸消毒することで1分以内に99%も殺菌できるといわれています)

加湿方式で選ぶ

さて、加湿器はその加湿方式によって、次の4種類に分類できます。

加湿方式

特徴

メリット

デメリット

気化式

気化を利用

火傷の心配がない

加湿能力は高くない

煮沸しないためお手入れ必須

スチーム式

水を蒸発させて加湿

加湿時に煮沸できる

加湿スピードが早い

加熱するため火傷に注意

超音波式

水を超音波で微粒子にして散布

火傷の心配がない

運転音が静か

加湿能力はそこまで高くない

煮沸しないためお手入れ必須

ハイブリッド式

複数の方式を組み合わせて加湿

加湿スピードが早い

運転音が静か

製品によっては火傷に注意

煮沸しないためお手入れ必須

 

「スチーム式」は先述したとおり火傷の心配があり、「気化式」は加湿能力が高くありません。ここまで紹介したポイントから総合的に判断すると、ペットのいる家庭には「超音波式」「ハイブリッド式」のどちらかがおすすめでしょう。ただしハイブリッド式は、水を沸騰させるタイプの製品も存在します。火傷を防ぐためにも、水が高温にならない仕様の製品を選びましょう。

ペットがいる部屋に加湿器を置くときの注意点


ペットがいる部屋に加湿器を置く場合は、次の点にも注意してみてください。

・設置場所に注意する
・ペットが加湿器に触れない環境を作る
・定期的なお手入れを行う
・それぞれ詳しく見ていきましょう。

設置場所に注意する

ペットが転倒させない場所に置くことも重要ですが、加湿器の効果を最大限に発揮するためには、次の条件を満たした場所を選ぶようにしてみてください。

・壁際・窓から離れた場所(結露を防ぐため)
・エアコンなどの風が直接あたらない場所(湿度センサーの誤作動を防ぐため)
・出入口・換気扇から離れた場所(湿度が逃げることを防ぐため)
・やや高い位置(床濡れを防ぐため)

これらを満たす位置に棚などがない場合は、加湿器用のスタンドを使うことをおすすめします。

ペットが加湿器に触れない環境を作る

高温にならない加湿器を使っていたとしても、転倒・誤作動を防ぐためには、ペットが加湿器に触れない環境を作ったほうがいいでしょう。ペットの動線から外れた位置に、加湿器専用の棚・スタンドを作ってみてください。

定期的なお手入れを行う

先述したとおり、加湿器はカビ・雑菌が発生しやすい機器です。清潔に使い続けるためにも、定期的なお手入れは欠かせません。水を毎日交換することはもちろん、タンクは定期的に煮沸消毒し、トレイや気化フィルターは最低でも月2回程度は洗うようにしましょう。

ペットにおすすめの加湿器2選

それでは最後に、ペットのいる家庭におすすめなCAREPOD社の加湿器を2つ紹介します。


歯科医師が開発に携わったステンレス製の加湿器で、お手入れが簡単なことが特徴です。
パーツは「内カバー」「水タンク」「振動子」と必要最低限で、汚れやすいパーツである「フィルター」は使われておらず、分解・組立も苦になりません。とくにステンレス製の「水タンク」は丸ごと煮沸消毒できるため、衛生的に保ちやすいこともポイントです。それぞれの加湿器ごとの特徴についても、さらに詳しく見ていきましょう。

CAREPOD オリジナルステンレス超音波加湿器

オリジナルステンレス超音波加湿器(MS031S2)は省エネ性能に優れており、最大消費電力が30Wに抑えられています。ペットのために稼働させ続けても、電気代が高くなりすぎてしまうことはありません。

型名

MS031S2

運転モード

加湿量調節機能 ・電源ON/OFF機能

時間予約機能

消費電力(最大)

30W

加湿量(最大)

1段 190cc/h、 2段 250cc/h、 3段 300cc/h

運転音(最大)

35dB

運転加湿時間(最大)

30時間

運用床面積

22.68㎡(14畳)

販売価格

28,000円(税込・全国送料無料)

 

CAREPOD キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器

キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器(X50)は、「超音波」と「低温加熱」を組み合わせて加湿する製品であるため、単純な超音波式よりも加湿性能に優れていることが特徴です。熱を使うものの、散布されるミストは約34℃と低温であるため、ペットが火傷する心配がありません。また、加熱時の最大消費電力も100Wと低めに抑えられています。

型名

X50

運転モード

加湿量調節機能 ・電源ON/OFF機能

時間予約機能・ヒーター機能(水温MAX40℃)

消費電力(最大)

一般加湿:30W

加熱・加湿:100W

加湿量(最大)

一般加湿:1段 150cc/h、 2段 230cc/h、 3段 350cc/h

保温加湿:1段 170cc/h、 2段 300cc/h、 3段 440cc/h

運転音(最大)

35dB

運転加湿時間(最大)

30時間

運用床面積

22.68㎡(14畳)

販売価格

38,000円(税込・全国送料無料)


また、デザイン性に優れた専用の「スタンド」が用意されていることも特徴です。ペットが触らないよう専用の置き場所を用意したい場合は、ぜひ合わせて購入してみてください。

種類

専用スチールスタンド

専用ウッドスタンド

大きさ

W53cm × L53cm × H53cm

W38cm × L38cm × H74cm

材質

アルミニウム合金・電気亜鉛メッキ

松の木

重量

2kg

2.5kg

セット価格

43,000円(加湿器価格込・税込・全国送料無料)

 

まとめ

加湿器は人間だけではなく、ペットの健康にも役立つ製品です。ただしペットが火傷してしまわないように、高温になる製品は避けたほうが安心でしょう。また、雑菌をまき散らさないためにも、お手入れのしやすい加湿器を選ぶことが重要です。
CAREPODの加湿器は「超音波式」「ハイブリッド式」の2種類がありますが、どちらも火傷の心配がなく、お手入れもしやすいためペットがいる家庭でも安心して使用できます。ペット用の加湿器を探している方は、ぜひCAREPODの製品を使ってみてください。

▼「Carepodオリジナル」ステンレス加湿器の詳細については、こちらをご覧ください。

Carepodステンレス超音波加湿器(MS031S2)
Carepodステンレス超音波加湿器(MS031S2)
製品の詳細はこちら

▼「Carepodキューブ」ハイブリッド式ステンレス加湿器の詳細については、こちらをご覧ください。

Carepodキューブハイブリッド式ステンレス加湿器(X50)
Carepodキューブハイブリッド式ステンレス加湿器(X50)
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