加湿器の種類は5種類!特徴・メリット・デメリットを徹底解説

加湿器の種類は5種類!特徴・メリット・デメリットを徹底解説

加湿器にはさまざまな種類がありますが、加湿する方式ごとに種別でき、大きく5つのタイプが存在しています。それぞれ特徴や衛生面、静音性、安全性に違いがあるため、どのように選べばよいか疑問に思う方も多いでしょう。

この記事では、5種類の加湿器について特徴やメリット・デメリットを解説します。加湿器選びに迷った際の選定ポイントや、おすすめの加湿器も紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

加湿器の加湿方式は5種類ある

加湿器は、加湿方式によって大きく5種類に分けられます。「超音波式」、「スチーム式」、「気化式」、「ハイブリット式」と、ハイブリット式にはさらに2種類の方式があります。

・超音波式
・超音波式ハイブリット式
・気化式ハイブリット式
・スチーム式
・気化式

メーカーにより異なる場合もありますが、製品選びでまず押さえておきたいポイントを以下にまとめました。

加湿方式

特徴

吹き出し口の熱さ

衛生面

静音性

超音波式

超音波で水を霧状にして噴霧し加湿

熱くならない

雑菌を防ぐためこまめな手入れが必要

かなり静か

超音波式ハイブリット式

超音波式と加熱をかけ合わせて加湿

熱くならない

手入れが必要

かなり静か

気化式ハイブリット式

気化式と温風をかけ合わせて加湿

熱くならない

手入れが必要

大きい

スチーム式

水を加熱して発生させた蒸気で加湿

高温のため火傷に注意が必要

加湿時に煮沸されるため衛生的

静か

気化式

水を含んだフィルターに風をあてて加湿

室温より下がる

手入れが必要

大きい

 

メリット

・吹き出し口が熱くならず安全
・静音性に優れている
・消費電力が抑えられる

 

デメリット

・煮沸消毒されないため雑菌が発生する可能性がある
・こまめな手入れが必要

 

超音波式ハイブリッド式

「超音波」と「加熱」をかけ合わせたハイブリッドタイプの加湿器です。ヒーターで温めた水を「超音波」で霧状(ミスト)にして空気中に放出する方式であり、通常の超音波式よりも加湿性能が向上しています。超音波式は、加熱しないため雑菌が発生しやすいことが懸念点でしたが、超音波ハイブリッド式ではヒーターで熱を加えるため雑菌が繁殖しにくくなっています。また、吹き出し口や水が熱くなることのない低温加熱を採用しているタイプもあります。ただし、ヒーターを使う分、消費電力はやや高まります。

 

メリット

・超音波式よりも雑菌が発生しにくく、加湿性能も向上している
・低温加熱を採用しているタイプもあり吹き出し口などが熱くならない ・静音性が高い

 

デメリット

・消費電力がやや高くなる傾向
・こまめな手入れが必要

 

気化式ハイブリッド式

「気化式」と「温風」をかけ合わせたハイブリットタイプの加湿器です。 水を含ませたフィルターに温風をあてて、気化させることで加湿します。通常の気化式よりも加湿力が向上しており、温風が出るため室温を下げることはありません。ヒーターを利用しますが、吹き出し口や水が熱くなることがなく安全に使用できます。

ただし、ファンやモーターの運転音が大きく、気になる可能性があります。また、フィルターを使用するためこまめな手入れと定期的な交換が必要です。

 

メリット

・気化式よりも加湿性能が向上している
・吹き出し口が熱くならない
・温風が出るため部屋を冷やさない

 

デメリット

・機械音が気になる場合がある ・フィルターの手入れや定期的な交換が必要

 

スチーム式

スチーム式の加湿器はヒーターを使って水を加熱し、蒸気に変えて加湿する方式です。ヒーターで水を煮沸するため、雑菌が繁殖しにくく衛生的に使用できる点がメリットです。高温の蒸気により室内を温める効果もあり、冬場にも適しています。

ただし、蒸気自体が熱かったり、吹き出し口が高温になったりするものもあります。小さなお子さんがいる家庭での使用には、火傷や転倒に注意が必要です。また、加湿しすぎにより窓や壁が結露することや、ヒーターを使うため消費電力が高いことも懸念点です。

 

メリット

・煮沸するため衛生的に加湿できる
・室温をあげる効果がある
・加湿の即効性が高い

 

デメリット

・吹き出し口が熱くなる機種がある
・結露することがある
・消費電力が大きい

 

気化式

気化式の加湿器は、水を含ませたフィルターにファンで風をあてて気化させる方式の加湿器です。ファンで風が送られるため、広範囲にわたって加湿できるのが特徴です。ヒーターを使用せず風を利用した方法であるため、吹き出し口が熱くならず安全に利用できます。 ただし、加湿のスピードがゆっくりであるためパワフルな加湿を求める方には向いておらず、部屋が冷えやすいといった側面もあります。ファンやモーターの運転音が大きく、うるさく感じる方もいるかもしれません。また、フィルターのこまめな手入れと定期的な交換も必要です。

 

メリット

・広範囲にわたり加湿しやすい
・吹き出し口が熱くならず安全

 

デメリット

・機械音が気になる場合がある
・急速な加湿には向かない
・部屋が冷えやすい
・フィルターの手入れや定期的な交換が必要

 

加湿器の種類が多くて迷った場合は?

加湿器の選び方に迷った場合は、以下のポイントを参考に選んでみてください。

 

部屋のサイズにあった加湿能力のものを選ぶ

部屋のサイズと加湿能力があっていなければ、十分に加湿できない可能性や加湿しすぎることがあります。加湿器の能力を知るために、「加湿量」と「適用床面積(運用床面積)」をチェックしましょう。

・「加湿量」
「mL/h」の数値で示されます。室温20℃・湿度30%の環境で、1時間あたりに放出される水分量を示した数値です。「mL/h」の数値が高ければ加湿能力が高く、広い部屋を短時間で加湿できるという意味です。加湿量を調節できるものもあります。
・「適用床面積(運用床面積)」
加湿量に応じた部屋の大きさの目安で、「〇〇畳」や「○○㎡」と記載されています。

 

お手入れのしやすさや清潔に保てるものを選ぶ

加湿器は毎日使うものでもあるため「簡単なお手入れ」、「清潔さをキープ」できるかどうかで選ぶのがポイントです。

加湿方式により異なりますが、タンクやトレー、フィルターなどのパーツがあり、それぞれを清潔に保つことで性能を発揮します。手入れを怠ると雑菌やカビが発生してしまうことがあり、そのまま使用を続けると空気中に放出されて、体内に取り込んでしまうという恐れもあります。

加湿器をお手入れするパーツが多かったり構造が複雑だったりすると、面倒になりお手入れが行き届かないこともあります。そのため、それぞれのパーツが着脱しやすく、丸ごと洗浄できるなどの洗いやすいものがおすすめです。パーツを煮沸消毒できるものやフィルターレスのタイプもあるため、「簡単にお手入れできるか?」、「清潔に保てるか?」という観点で選ぶとよいでしょう。

 

最適な湿度を保てるタイプがおすすめ

最適な湿度の目安は、「40〜60%」です。40%を下回ると肌やのどが乾燥し、風邪やインフルエンザなどのウィルスも活性化されます。反対にあまりに多湿な環境下では、カビやダニが繁殖しやすくなってしまいます。湿度は高くても低くてもリスクを伴うため、快適な湿度を保てるかどうかも考慮するべきです。 最適な湿度をキープするには、加湿量を調節できる機能がついたタイプがおすすめです。また、パワフルに稼働する加湿器でも「何回も吸水しなければならない」、「寝ている途中に切れてしまう」という場合、快適な湿度を保つことが難しくなります。吸水できるタンクの容量や、運転できる最大時間をチェックしておくとよいでしょう。

 

安全性の高さをチェックしよう

安全に配慮された加湿器であるかどうかも、チェックするべきポイントです。ヒーターを使って加熱するスチーム式の加湿器は、蒸気や吹き出し口が高温になっています。吹き出し口に触れたり、本体を転倒させたりしてしまうと火傷する恐れがあり、とくに小さなお子さんがいる家庭での使用は注意しなければなりません。

ただし、スチーム式のように加湿時に煮沸消毒できないと、カビや雑菌が発生する恐れもあります。そのためお手入れが簡単に済むように、フィルターのないタイプである「超音波式」、「超音波式ハイブリッド」がおすすめです。

 

「CAREPOD」の加湿器は安全性・お手入れのしやすさが特徴

「CAREPOD」は、歯科医師が開発した、煮沸消毒して有害細菌を殺菌できるステンレス加湿器です。簡単なお手入れと安全性な使用にこだわっているのが特徴で、常に清潔な状態を心がける歯科医師だからこそ生み出せた加湿器です。
「CAREPOD」の特徴は、以下のとおりです。

・お手入れするパーツは3つだけ
「水タンク」「内カバー」「振動子」の3つのパーツに分けてお手入れができる、シンプルな構造です。手間をかけることなくお手入れが可能です。
・お皿と同じように丸洗いができる
お皿洗いと同じように、パーツの丸洗いができます。食器用の洗剤を使えるため、特別な洗剤やブラシなどのツールも必要ありません。また、食器洗い機での洗浄も可能です。(振動子のみ、本体との接続部分に水が入らないように手洗いが必要です。)
・煮沸消毒で「99.9%」殺菌効果がある
「水タンク」のなかに「内カバー」を一緒に入れて、お鍋のように直接火にかけることで煮沸消毒ができます(IH推奨)。殺菌効果が非常に高く、衛生的な状態を保てます。「振動子」は、先端の丸い部分をお湯に1〜2秒つければ煮沸消毒が行えます。
・ステンレスSUS304を採用
内部は、耐久性が高くカビが生えづらい「ステンレスSUS304」を採用しています。「ステンレスSUS304」は、医療機器にも使用される安全な素材です。
「CAREPOD」の加湿器は、以下の2種類です。それぞれ詳しく紹介します。

CAREPOD

Carepodステンレス超音波加湿器(MS031S2)

オリジナルステンレス超音波加湿器(MS031S2)

CAREPOD

Carepodキューブハイブリッド式ステンレス加湿器(X50)

キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器(X50)

28,000円

38,000円

 

CAREPOD オリジナルステンレス超音波加湿器

CAREPOD オリジナルステンレス超音波加湿器は、「超音波式」を採用した加湿器です。加湿量は 150 ml/h・230 ml/h・300 ml/hの3段階調節ができるため、最適な湿度環境を保ちやすい機能を備えています。

タンクの容量は4リットルと大容量で、運転最大時間は30時間であることから、長時間の使用にも適しています。また、運転音は35dBと静かなため寝室などでの使用にもおすすめです。

型名

MS031S2

運転モード

加湿量調節機能 ・電源ON/OFF機能

時間予約機能

消費電力(最大)

30W

加湿量(最大)

1段 190 cc/h、 2段 250 cc/h、 3段 300 cc/h

運転音(最大)

35dB

運転加湿時間(最大)

30時間

運用床面積

22.68㎡(14畳)

「CAREPOD オリジナルステンレス超音波加湿器」商品の詳細はこちら

 

CAREPOD キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器

CAREPOD キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器は、「超音波式」に「低温加熱」を組み合わせたハイブリッド式の加湿器です。超音波式の「3段階調節機能」や「最大運転30時間」、「35dBの静音性」はそのままに、加湿性能をさらにアップさせたタイプです。

水温が「約40℃」になるように加熱します。噴霧するミストは「約34℃」であるため、火傷の心配はなく省エネルギーで電気代の上昇も抑えています。

型名

X50

運転モード

加湿量調節機能 ・電源ON/OFF機能

時間予約機能・ヒーター機能(水温MAX40℃)

消費電力(最大)

一般加湿:30W

加熱・加湿:100W

加湿量(最大)

(一般加湿モード)1段 150cc/h, 2段 230cc/h, 3段 350cc/h

(ヒーターモード)1段 170cc/h, 2段 300cc/h, 3段 440cc/h

運転音(最大)

35dB

運転加湿時間(最大)

30時間

運用床面積

22.68㎡(14畳)



「CAREPOD キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器」商品の詳細はこちら

「CAREPOD」の加湿器は2つあるため、それぞれ特徴を詳しく紹介します。

CAREPOD

オリジナルステンレス超音波加湿器(MS031S2)

CAREPOD

キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器(X50)

28,000円

38,000円

 

まとめ

5種類の加湿方式に分けて、それぞれ特徴やメリット・デメリットを解説しました。加湿器を選ぶポイントは多数ありますが、基本的には最適な湿度を保てるもの、火傷などの心配がないもの、お手入れのしやすく清潔に保てるといった加湿器がおすすめです。 今回紹介したCAREPODの加湿器は、パーツの丸ごと洗浄や煮沸消毒ができるため、雑菌などを除去し清潔に保てることが特徴です。さらに加湿量を調節できる機能があるほか、最大運転時間が30時間という点も嬉しいポイントです。「超音波式」と「超音波式ハイブリッド」であるため、火傷の心配がいらない点や運転音が静かな点など、超音波式ならではのメリットももちろんあります。

加湿器選びでお困りの方は、お手入れのしやすさ・安全性・高性能を備えた、CAREPODの加湿器をご検討ください。

▼「Carepodオリジナル」ステンレス加湿器の詳細については、こちらをご覧ください。

Carepodステンレス超音波加湿器(MS031S2)
Carepodステンレス超音波加湿器(MS031S2)
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▼「Carepodキューブ」ハイブリッド式ステンレス加湿器の詳細については、こちらをご覧ください。

Carepodキューブハイブリッド式ステンレス加湿器(X50)
Carepodキューブハイブリッド式ステンレス加湿器(X50)
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