加湿器に期待できる効果とは?効果を最大限に発揮させるポイントも
乾燥が気になるシーズンになる前に、加湿器を購入するか迷っている方もいるのではないでしょうか。加湿器は役立つと聞いたことがあるものの、そもそも具体的にどのような効果が期待できるのか、疑問に思っている方もいるでしょう。
加湿器は、上手に使うことでさまざまな効果を発揮してくれます。この記事では 加湿器に期待できる代表的なメリットや、効果を最大限に発揮させるポイントについて紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
加湿器に期待できる効果とは?
加湿器に期待できる効果としては、次のような例が挙げられます。
・インフルエンザにかかりにくくなる
・喉の乾燥を防ぎ保護する
・乾燥による肌トラブルを防ぐ
・ドライアイの発症を防げる
・静電気の発生を抑える
・体感温度を高められる
いずれかの効果を魅力に感じる方は、ぜひ加湿器を使ってみてください。加湿器がどのように役立つのか、それぞれ詳しく紹介します。
効果1:インフルエンザにかかりにくくなる
空気が乾燥すると気道粘膜の「防御機能」が低下してしまい、インフルエンザにかかりやすくなることが知られています。そのため、湿度が下がりやすい冬にはインフルエンザが流行しやすいのです。
実は加湿器を使って湿度を50%〜60%に保持すると、インフルエンザにかかりにくくなることが期待できます。この予防方法は厚生労働省のホームページでも紹介されているため、冬になる前にぜひ加湿器を準備してみてください。
なお、加湿しすぎるとカビ・雑菌が発生するリスクも高まるため、適切な湿度を維持することが重要です。加湿器内部もカビ・雑菌が繁殖しやすい環境になるため、日々のお手入れがしやすい製品を選ぶことをおすすめします。
効果2:喉の乾燥を防ぎ保護する
加湿器を使うことで、乾燥による「喉のイガイガ」「声枯れ」を防げます。そもそも喉の粘膜は、常に潤っている状態が正常です。しかし、口呼吸によって乾燥した空気を吸うと喉が乾いてしまい、これがさまざまなトラブルの原因となりえます。
加湿器によって空気を潤しておくと、喉の乾燥を防ぐことが可能です。とくに睡眠中など口呼吸しやすい時間帯は、加湿器で対策したほうがよいでしょう。
効果3:乾燥による肌トラブルを防ぐ
空気が乾燥すると、それだけ肌の水分も奪われてしまいます。とくに冷暖房を使うと室内が乾燥してしまうため、より肌トラブルにつながりやすいのです。乾燥肌の対策に最適な湿度は60%〜65%といわれており、インフルエンザを対策する場合と比較しても湿度を高めに維持する必要があります。何も対策せずに湿度を60%〜65%を維持することは現実的ではないため、乾燥肌対策にも加湿器は必要不可欠です。
効果4:ドライアイの発症を防げる
加湿器は、ドライアイ対策にも役立ちます。そもそもドライアイとは目が乾くことに起因する「目の不快感」「見えにくさ」、「疲れやすさ」などを生じる病気です。ドライアイの原因は「コンタクトレンズの装着」、「エアコンの風」などさまざまですが、そもそも空気が乾燥することで目の涙が乾いてしまうことで発症することもあります。
湿度を40%〜60%に維持しておくと目の乾燥を防ぐ効果も期待できるため、加湿器でドライアイの発症を防げます。なお、先述したとおり加湿器でカビ・雑菌が増えると、ドライアイ以外の健康被害が発生することもあります。そのため、 ドライアイ対策で加湿器を使う場合も、やはりお手入れしやすい加湿器をお選びください。
効果5:静電気の発生を抑える
空気が乾燥するシーズンは、「静電気」が発生しやすくなります。しかし、加湿器で室内の湿度を高めておけば空気中の水分を伝って電気が自然と逃げていくため、静電気が発生しづらくなります。
効果6:体感温度を高められる
直接室温が上がるわけではありませんが、人間は湿度が高いと暖かく感じるため、加湿器を使うことで体感温度を高められます。たとえば、湿度30%の部屋と比べると、60%の部屋は体感温度が1℃〜2℃高いといわれています。加湿器を上手に使えば、暖房の使い過ぎを避けることも可能です。
加湿器の効果を最大限に発揮させるためのポイント
加湿器を使うことにはさまざまなメリットがありますが、効果を最大限に発揮させるには次のポイントも意識してみてください。
・お部屋のサイズにあった加湿量の加湿器を選ぶ ・適切な場所に設置する ・タンクの水は毎日交換する ・加湿器のお手入れはこまめに行う
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
お部屋のサイズにあった加湿量の加湿器を選ぶ
加湿器はそれぞれの製品ごと、加湿量が異なります。容量が少ない加湿器を広い部屋で使っても十分に加湿できないため、お部屋のサイズにあった加湿量の加湿器を選びましょう。リビングやダイニングで使用する場合は、10畳〜12畳以上に対応する加湿器がおすすめです。
適切な場所に設置する
加湿器は、どこに置いてもいいわけではありません。壁・窓の近くに置くと、加湿した空気がすぐに結露して室内にカビが発生する原因となります。また、結露すると湿った空気を室内に循環させられないため、効率的に加湿ができません。
さらに、出入口や換気扇に近い場所も湿った空気がすぐに室外に逃げてしまうため、加湿効率が下がってしまいます。乾燥した「エアコンの風」が加湿器の湿度センサーに直接当たる場所も、誤作動の原因となるため避けてください。これらの点をふまえ、加湿器は部屋の真ん中付近に置くことが推奨されています。
また、冷たい空気は床方向に、暖かい空気は天井方向に向かう性質がある特性があり、加湿器を床に置くと結露が発生しやすくなってしまいます。そのため、加湿器の吹き出し口が「床面から30cm以上」高くなるように置くことも重要です。下からサーキュレーターを当てると、湿った空気を室内に循環させやすくなります。
タンクの水は毎日交換する
加湿器に水を入れたままにすると、内部でカビ・雑菌が繁殖してしまいます。雑菌の増殖を抑える「カルキ」が使われている水道水を使うと、比較的清潔に保ちやすいでしょう。しかし、残留カルキも半日ほどで抜けてしまうため、少なくとも1日に1回はタンクの水を交換するようにしてください。
加湿器のお手入れはこまめに行う
加湿器内部は湿った環境になるため、たとえ水道水を使っていたとしても放置すればカビ・雑菌が繁殖します。そのまま加湿器を使い続けるとカビ・雑菌が空気中に撒かれ、肺炎・喘息・アレルギーなどの原因にもなりうるため注意しなければなりません。
また、水に含まれるミネラルが加湿器内部に蓄積すると「水垢」となります。水垢自体に害はありませんが、溜まりすぎると加湿能力が落ちたり、故障の原因になったりするため、やはり気をつけなければなりません。
これらの点をふまえ、加湿器はこまめにお手入れするようにしてください。定期的にお手入れしやすいように、分解・組み立てが簡単な構造の加湿器を選ぶといいでしょう。また、部品を煮沸消毒できるかどうかもポイントです。黄色ブドウ球菌・大腸菌・緑膿菌などの細菌は、沸騰消毒すると1分以内に99%まで殺菌できるといわれています。加湿器を衛生的に使い続けるためにも、分解のしやすさと煮沸消毒への対応可否は要確認です。
加湿器を使う際の注意点
加湿器を使うときは、思わぬデメリットに見舞われないよう次の3点にも注意してください。
・加湿のしすぎに注意する
・冷暖房機器を消す場合は加湿器も消す
・直接肌に水蒸気を当てない
それぞれの注意点について詳しく解説します。
加湿のしすぎに注意する
加湿することには多くのメリットがありますが、加湿すればするほど快適というわけではありません。湿度が高すぎるとカビ・ダニが発生しやすい環境になりますし、体感温度が上がりすぎたり、発汗機能が機能しづらくなったりするデメリットも発生します。 加湿のしすぎには注意し、湿度40%〜60%を維持するように意識してください。
冷暖房機器を消す場合は加湿器も消す
湿度を維持するには、冷暖房機器とあわせて加湿器も消すことが重要です。とくに夜間・就寝時にエアコンを消すと、同時に湿度も上昇する傾向にあります。タイマー設定などを活用しながら、加湿器も一定の時間で消すようにしてみてください。
直接肌に水蒸気を当てない
身体に潤いを与えるために、加湿器から出る蒸気を直接浴びたいと思うかもしれません。しかし、加湿器から出た蒸気で肌が濡れると、その水分が蒸発するときに肌の水分を奪ってしまいます。その結果として余計に肌が乾燥してしまうため、肌に蒸気を直接当てないよう注意してください。
おすすめの加湿器2選を紹介!
それでは最後に、この記事で紹介したポイントをふまえ、おすすめの加湿器を2つ紹介します。
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28,000円 |
38,000円 (スタンドセットは43,000円) |
CAREPOD オリジナルステンレス超音波加湿器
オリジナルステンレス超音波加湿器(MS031S2)は、その名のとおり「ステンレス」が採用されていることが特徴です。「水タンク」「内カバー」「振動子」部分がステンレス素材で作られており、すべて分解して煮沸消毒できます。
とくに水タンクは簡単に分離でき、丸ごと洗浄できるため、衛生的に保ちやすいことがポイントです。「内カバー」「水タンク」「振動子」のたった3つのパーツだけで構成されており、分解・組み立ても簡単なため安心してください。
「振動子」部分は、本体と接続する接触部に水が入らないよう手洗いする必要があります。しかし、その他の部分については食洗機でも洗えるため、毎日のお手入れも苦になりません。14畳の広さまで加湿できるため、リビング・ダイニングなど家庭での利用はもちろん、オフィスで使用してもよいでしょう。
型名 |
MS031S2 |
運転モード |
加湿量調節機能 ・電源ON/OFF機能 時間予約機能 |
消費電力(最大) |
30W |
加湿量(最大) |
1段 190 cc/h、 2段 250 cc/h、 3段 300 cc/h |
運転音(最大) |
35dB |
運転加湿時間(最大) |
30時間 |
運用床面積 |
22.68㎡(14畳) |
CAREPOD キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器
キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器(X50)は、「超音波×低温加熱のハイブリッド式」の加湿器です。タンク内で加熱板が水温約40℃にヒーティングし、平均温度34℃のミストを噴霧する方式であるため、超音波式と比べると加湿性能に優れています。
こちらも丸ごと洗浄できる設計で、煮沸消毒も可能なため衛生的に利用できることが特徴です。「フィルターフリー」の設計であるため、カビ・雑菌の発生を防ぎたい方に向いています。
また、「スチール(高さ53cm)」と「ウッド(高さ74cm)」のスタンドがセットになった形式でも販売されています。 加湿器を置く棚がない場合でも、吹き出し口が床から30cm以上となるように置けるため、ぜひスタンドセットも検討してみてください。
型名 |
X50 |
運転モード |
加湿量調節機能 ・電源ON/OFF機能 時間予約機能・ヒーター機能(水温MAX40℃) |
消費電力(最大) |
一般加湿:30W 加熱・加湿:100W |
加湿量(最大) |
(一般加湿モード)1段 150cc/h, 2段 230cc/h, 3段 350cc/h (ヒーターモード)1段 170cc/h, 2段 300cc/h, 3段 440cc/h |
運転音(最大) |
35dB |
運転加湿時間(最大) |
30時間 |
運用床面積 |
22.68㎡(14畳) |
まとめ
加湿器を使うことで、インフルエンザ対策・喉の乾燥対策・乾燥肌対策・ドライアイ対策・静電気対策、さらには体感温度を高める効果も期待できます。しかし、単純に加湿器を使えばいいというわけではありません。加湿器を手入れせずに放置すると雑菌・カビが発生してしまうため、定期的にメンテナンスしながら使用することが重要です。 この記事で紹介したCAREPODのステンレス加湿器は、「超音波式」「超音波×低温加熱のハイブリッド式」の双方ともに、メンテナンスしやすい設計となっています。煮沸消毒も可能なため、衛生的に使えることが特徴です。加湿器を効果的に使いたいと考えている方は、ぜひCAREPODの加湿器をお試しください。
▼「Carepodオリジナル」ステンレス加湿器の詳細については、こちらをご覧ください。
▼「Carepodキューブ」ハイブリッド式ステンレス加湿器の詳細については、こちらをご覧ください。