赤ちゃんにとって危ない加湿器とは?安心・安全に使える加湿器を紹介
加湿器は室内の乾燥を防いでくれるため、風邪や感染症の予防に役立ちます。赤ちゃんのいる家庭ではとくに、加湿器を使ってしっかりとケアしたいと考える方も多いことでしょう。しかし、加湿器は大人にとって身近なアイテムであっても、赤ちゃんにとっては危険な存在となる恐れもあります。
この記事では、赤ちゃんにとって危ない加湿器と、安心・安全に使える加湿器について解説します。選び方や使い方に注意して、しっかりと乾燥対策を行いましょう。後半では、赤ちゃんがいる家庭におすすめの加湿器も紹介しています。
赤ちゃんにとって加湿器は危険なの?
加湿器は選び方を間違えてしまうと、赤ちゃんにとって危険になり得る存在です。実際に、加湿器による「火傷」の事故も起こっています。
危険な存在と聞くと「加湿器を設置しないほうがいいのかな?」と思う方もいるかもしれません。しかし、加湿器を設置するメリットは大きいため、赤ちゃんがいる家庭でも設置するのがおすすめです。
加湿器は、乾燥を防いで空気をうるおす重要な役割があります。空気が乾燥する季節になると、空気中のウィルスは活性化します。また、乾燥することで肌や粘膜を覆っているバリア機能が低下し、外部からのウィルスや菌、刺激にも弱くなります。つまり、乾燥している環境では風邪や感染症などを引き起こしやすい状態となってしまうのです。
また、バリア機能は肌内部の水分をキープするはたらきもあるため、バリア機能の低下はカサカサ肌の原因にもなります。とくに赤ちゃんは大人よりも免疫力が低く、肌もとても敏感です。赤ちゃんを守るためにも安心・安全な加湿器を選び、しっかりとうるおいをキープすることが大切です。
赤ちゃんにとって危ない加湿器とは?
そもそも赤ちゃんにとって危険な加湿器とは、どのようなものなのでしょうか。具体的にみてみましょう。
火傷の恐れがある加湿器
「スチーム式」の加湿器は蒸気や吹き出し口が熱くなるため、赤ちゃんが火傷する危険があります。スチーム式は、ヒーターで水を沸騰させて水蒸気を放出することで加湿する方式です。いわゆるポットややかんでお湯を沸かしているようなイメージで、吹き出し口や放出される蒸気は高温となっています。
赤ちゃんが、加湿器や蒸気に興味をもって触れてしまうと大変危険です。また、誤って加湿器を転倒させてしまい、熱湯が赤ちゃんにかかる危険も考えられます。
超音波で水を微粒子にかえて加湿する「超音波式」や、吸水フィルターに風をあてて加湿する「気化式」の加湿器であれば、火傷の心配はありません。赤ちゃんがいる場合は、吹き出し口が熱くならないスチーム式以外の加湿器を選びましょう。
雑菌・カビが繁殖しやすい加湿器
赤ちゃんにとって危険な存在は、火傷だけではありません。加湿器は水を使用する製品であるため、水をためるタンクや吸水するフィルターなどに雑菌やカビが発生する可能性があります。お手入れを怠ることで雑菌・カビが繁殖して空気中に拡散されてしまい、その空気を吸い込むとアレルギーなどを起こすといったリスクも生じます。
スチーム式の場合、水を加熱しているため菌などが殺菌されて、空気中に放出するリスクは低減されます。一方、「超音波式」や「気化式」はヒーターを使用しないため火傷のリスクはないものの、雑菌やカビが発生する可能性もありこまめな手入れが必要となりま す。
赤ちゃんにとって安全な加湿器とは?
それでは、赤ちゃんにとって安全な加湿器のポイントを紹介します。
蒸気・吹き出し口が熱くならないもの
赤ちゃんがいる家庭では、加湿器の吹き出し口や蒸気が熱くならないものが安全に使えます。火傷の心配があるものは、赤ちゃんにとって不安な存在です。赤ちゃんが成長してハイハイや歩き回れるようになるとさらに不安は増してしまうため、火傷の心配がないものを選びましょう。
カビの繁殖を防ぎ清潔に保てるもの
カビや雑菌の繁殖を抑えられるかどうかも大切です。水を加熱する方式の加湿器は、殺菌されて菌の放出を低減できるため、安全性が高まるといえます。ただし、どのような加湿器であっても水を放置したりお手入れを怠ったりすることで、雑菌やカビのリスクはあります。
正しくこまめなお手入れが欠かせないため、お手入れがしやすいかどうかや、抗菌効果のある素材が使われているか、パーツを煮沸消毒できるかなど、清潔に保てる工夫がされている加湿器がおすすめです。
安全機能が備わっているもの
火傷の心配がないことも大切ですが、万が一倒してしまった場合でもタンクの水が漏れない仕様になっているものがおすすめです。また、倒れにくく安定感のある形状であることもチェックポイントです。そのほか、ボタン操作ができないようにチャイルドロック機能がついたタイプもあります。
自動調整で湿度を保てるもの
過度に加湿することはカビやダニを発生させる原因にもなり、かえって不快な環境をつくり出す恐れがあります。そのため、加熱ヒーターが作動時間によって自動調整するものや、加湿量を調節する機能が備わった加湿器がおすすめです。
赤ちゃんに安全な加湿器の種類
加湿方式は、大きく分けて「超音波」、「スチーム」、「気化式」、「ハイブリッド」の4つです。実際に赤ちゃんにとって安全なのは、どの種類なのでしょうか。
● 超音波式
水を超音波で微振動させて、霧状の水を放出して加湿します。熱を加えないため、蒸気や吹き出し口が熱くならず赤ちゃんのいる家庭でも安心です。ただし、煮沸による菌の抑制ができないため、こまめに手入れして衛生的に保つ必要があります。
● 気化式
吸水したフィルターに風をあてて、気化させることで加湿します。熱を加えないため、火傷の心配がありません。また、放出される水は粒子が小さく、雑菌の放出を抑えられる利点もあります。ただし、フィルターは湿っている状態であるため、雑菌やカビの繁殖を防ぐためにこまめなお手入れが必要です。
● スチーム式
上述したように、水を沸騰させて蒸気を放出することで加湿します。殺菌効果はあるものの、蒸気や吹き出し口が高温となり、転倒によって熱湯が漏れ出すリスクもあります。赤ちゃんのいる家庭では、避けたほうがよいでしょう。
● ハイブリット式
ハイブリット式は、「超音波×加熱」と「気化式×加熱」の2種類があります。「超音波×加熱」は水を温めながら霧状にし、通常の超音波式よりも加湿性能がアップしています。熱は利用しますが安全に使用でき、より早く加湿を行いたい場合におすすめです。 「気化式×加熱」も温風を使うことで、通常の気化式よりも加湿性能があがっています。こちらも吹き出し口は熱くならず、安全な使用が可能です。
赤ちゃんの安全性を考慮すると、超音波式や気化式、ハイブリッド式がおすすめです。スチーム式の場合は、赤ちゃんのいる家庭では候補から外す、もしくは設置場所に十分に注意する必要があります。
赤ちゃんにとって安全な加湿器の使い方
赤ちゃんに安全な加湿器を選んだとしても、使い方に誤りがあれば安全とは言い切れない可能性もあります。ここでは、赤ちゃんのために加湿器を安全に使うためのポイントを紹介します。
水道水を使用する
加湿器に給水する水は、必ず水道水を使用してください。「キレイな水がいいから、ミネラルウォーターを入れる」と考える方も少なくありません。しかし、水道水にはカビや雑菌の繁殖を抑える効果がある「塩素」が含まれています。塩素が含まれない水を入れることで、反対にカビや雑菌が繁殖する原因となります。
お手入れはこまめに行う
加湿器を衛生的に保つために、こまめなお手入れが欠かせません。お手入れを怠ると雑菌やカビが繁殖して衛生的に使用できないことはもちろん、水が蓄積して加湿器の性能を低下させる原因にもつながります。加湿器のクリーンな空気と最大限の効果をキープするためにも、こまめにお手入れすることが大切です。
蒸気が直接当たらないようにする
加湿器の蒸気が、赤ちゃんの肌に直接当たらないようにしましょう。「蒸気を当てたら肌がうるおうかも?」と考える方がいるかもしれませんが、肌にとっては逆効果です。加湿器から放出される水分は肌の奥に吸収されず、肌をうるおすことはありません。反対に、肌に付着した水分が蒸発するときに一緒に肌のうるおいや油分まで失われ、かえって肌を乾燥させる原因となってしまいます。
手の届かない場所へ設置する
加湿器は台の上に置いたりベビーサークルで囲ったりして、赤ちゃんの手の届かない場所へ設置しましょう。火傷の心配がないものや安全対策が施されている加湿器であっても、万全の注意を払い設置場所まで注意することが大切です。
タンクの水は毎日交換する
タンクの水は、毎日交換する必要があります。雑菌は時間がたつと徐々に繁殖していきます。水道水に含まれる塩素はわずかであり、繁殖を続ける雑菌を塩素だけでは完全に防げなくなります。 また、塩素は空気に触れることで蒸散されて、時間とともにカビや雑菌を抑制する効果は失われます。そのため残った水をそのまま使用せず、毎日水を入れ替えて使用してください。
安全性が高い赤ちゃんにおすすめの加湿器2選
赤ちゃんのために安全性が高い加湿器を選ぶなら、「CAREPOD」の加湿器がおすすめです。CAREPODの加湿器は、吹き出し口や蒸気が高温にならないタイプの加湿器で、赤ちゃんがいる家庭も安心して使えます。またお手入れしやすい構造になっているため、清潔な状態を常にキープしやすいことも特徴です。
CAREPODの加湿器は、以下の2種類です。
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|
28,000円 |
38,000円 |
それぞれの特徴は次のとおりです。
CAREPOD オリジナルステンレス超音波加湿器
CAREPOD オリジナルステンレス超音波加湿器は、超音波式の加湿器です。「水タンク」「内カバー」「振動子」の3つだけのシンプルな構造で、お手入れがとても簡単です。お皿と同じように丸洗いができ、食器洗い機を使った洗浄も可能なため、赤ちゃんのお世話で忙しいパパやママにとっても嬉しいポイントです。
さらに、丸ごと煮沸消毒が可能な点も魅力の一つです。煮沸消毒の試験では、黄色ブドウ球菌・大腸菌などの細菌を「99.9%」殺菌できるという結果も出ており、衛生面からみても安心です。
パーツの構造が複雑なもの、掃除しにくいものはお手入れが億劫になりがちです。一方、CAREPODオリジナルステンレス超音波加湿器であれば、ストレスなく非常にお手入れしやすいことが魅力です。カビなどが発生しづらいステンレス素材を使用しているほか、転倒しても水が100%漏れない構造にも配慮している安全性の高い加湿器です。
型名 |
MS031S2 |
運転モード |
加湿量調節機能 ・電源ON/OFF機能 時間予約機能 |
消費電力(最大) |
30W |
加湿量(最大) |
1段 190 cc/h、 2段 250 cc/h、 3段 300 cc/h |
運転音(最大) |
35dB |
「CAREPOD キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器」商品詳細はこちら
CAREPOD キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器
CAREPOD キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器は、「超音波×加熱」のハイブリット式加湿器です。加湿性能がさらに向上しているため、より早く加湿したい家庭におすすめです。加熱といっても40℃の低温で水を温め、放出される水蒸気の温度は34℃であるため、赤ちゃんが触れても安心な点に変わりはありません。 また、「CAREPOD オリジナルステンレス超音波加湿器」と同じく、「水タンク」「内カバー」「振動子」の3つだけのパーツで、お手入れがとても簡単です。丸ごと洗浄や煮沸消毒にももちろん対応しており、ステンレス素材を採用しているなど、衛生的に使用できる利点もそのままです。
型名 |
X50 |
運転モード |
加湿量調節機能 ・電源ON/OFF機能 時間予約機能・ヒーター機能(水温MAX40℃) |
消費電力(最大) |
一般加湿:30W 加熱・加湿:100W |
加湿量(最大) |
(一般加湿モード)1段 150cc/h, 2段 230cc/h, 3段 350cc/h (ヒーターモード)1段 170cc/h, 2段 300cc/h, 3段 440cc/h |
運転音(最大) |
35dB |
運転加湿時間(最大) |
30時間 |
運用床面積 |
22.68㎡(14畳) |
「CAREPOD キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器」商品詳細はこちら
まとめ
老若男女を問わず、乾燥肌に悩んでいる方は多いでしょう。さまざまな対策方法がありますが、まずは室内の湿度を維持するためにも加湿器を設置してみてください。「フィルターフリー」「分解・組み立てしやすい設計」「洗いやすい部品構造」「煮沸消毒が可能な素材」のすべてを満たす加湿器がおすすめです。 CAREPODの「超音波式加湿器」「ハイブリッド式加湿器」は、どちらも上記の条件を満たしています。衛生面を考えたステンレス製水タンクが採用されており、丸ごと洗浄・殺菌可能な設計です。日々のお手入れが簡単なため、負担を増やすことなく乾燥肌を対策できます。乾燥肌にお悩みの方は、ぜひCAREPODの加湿器をお試しください。
▼「Carepodオリジナル」ステンレス加湿器の詳細については、こちらをご覧ください。
▼「Carepodキューブ」ハイブリッド式ステンレス加湿器の詳細については、こちらをご覧ください。