子供に加湿器は必要?効果やどのような種類を選べばよいかを紹介
秋から冬にかけて、子供たちが風邪をひくことも増えてきます。風邪対策として加湿器を導入する家庭もありますが、その一方で加湿器の必要性をあまり感じていない家庭もあるでしょう。
この記事では子供にとって加湿器は必要なのか解説します。加湿器を置くことによる効果や、正しい設置場所についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
子供に加湿器は必要?
加湿器を持っていない家庭からすると、濡れたバスタオルなどを干しておけば加湿は十分だと思うかもしれません。たしかに濡れタオルを干せば多少の加湿は可能ですが、部屋中を潤すことは難しいでしょう。また、湿度調整も難しく、一日に何度もタオルを濡らす必要があります。
子供の健康を守るためには、室内を常に最適な湿度に保つことが望ましいです。このような観点からすると、長時間にわたって加湿し続けてくれる加湿器は便利な家電だといえるでしょう。子供のいる家庭にこそ、加湿器は必要不可欠な存在です。
子供に加湿器が必要な理由とは
子供にとって加湿器が必要であることは前述しましたが、その理由はどういったものでしょうか。室内を加湿することは何となく重要だと感じているものの、具体的な効果までは知らないという方のために、子供のいる家庭にとって加湿器が必要な理由3つを紹介します。
●風邪やインフルエンザ予防になる
●肌や喉の乾燥を防ぐ
●静電気の発生を抑える
それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。
風邪やインフルエンザ予防になる
風邪やインフルエンザの原因となるウイルスは乾燥した空間、具体的には湿度40%以下の空間で活発になるといわれています。そのため秋〜冬など乾燥しやすい季節に何も対策しないと、室内でもウイルスが活発になってしまうのです。
加湿器によって室内の湿度を40〜60%に保つようにすると、何も対策していない空間と比べると、ウイルスの活動を抑制する効果が期待できます。とくに保育園や幼稚園、小学校に通う子供がいる場合は、家庭での感染対策として加湿器を活用してみてください。
肌や喉の乾燥を防ぐ
子供の肌や喉は、大人と比べるとデリケートです。そのため加湿器を使い、乾燥を防がなければなりません。とくに子供に喘息の症状がある場合、乾燥した空気を吸うことで気道の粘膜が刺激され、咳をしやすくなってしまいます。喘息をはじめ咳の症状があるときこそ、喉を守るためにも加湿器を使ってみてください。
静電気の発生を抑える
乾燥する季節に「静電気」に悩む方も多いでしょう。実は静電気の対策方法の一つが「湿度管理」です。そもそも湿度が高い状態とは、空気中の水分が豊富な状態を指します。このような場合、身体や物体(ドアやデスクなど)には小さな水の粒が付着しているため電気が流れやすく、その結果として静電気が逃げやすい状態です。
さらに空気中の水分が多いと、その水分を伝って静電気が自然と逃げていきます。そのため適切に湿度管理することで、静電気によって痛い思いをすることを防げるのです。子供が静電気を嫌がっている場合には、ぜひ加湿器を活用してみてください。
子供にとって、どのような加湿器が必要なの?
子供が快適に暮らすために加湿器は不可欠な存在ですが、どのような加湿器を選んでもいいというわけではありません。子供にとって最適なのは、次の3つの特徴を兼ね備えた加湿器です。
●衛生的に使える加湿器
●安全性の高い加湿器
●長時間使える加湿器
それぞれ詳しく解説します。
衛生的に使える加湿器
加湿器はその特性上、長時間にわたって湿った状態が続きます。これはカビ・細菌が繁殖しやすい環境であるため、子供の病気の原因となる菌を空気中にまき散らす原因にもなりうることには注意しなければなりません。
もし清潔ではない加湿器を使い続けると、部屋中に悪い菌が散布され、気管支にアレルギー反応が生じることがあります。これは「加湿器肺炎」とも呼ばれており、重篤な症状になるケースもあるため要注意です。たとえば加湿器で増殖した「レジオネラ菌」によって、発熱・咳などの症状が特徴の「レジオネラ症」になってしまう子供もいます。
このような加湿器が原因となる病気を防ぐためには、お手入れのしやすい衛生的な加湿器を選ぶといいでしょう。また、スチーム式の加湿器を選べば、加湿時に煮沸消毒することも可能です。
安全性の高い加湿器
スチーム式の加湿器は加湿時に煮沸消毒できることがメリットですが、蒸気や噴出口が高温になるため、火傷に注意しなければなりません。加湿器から出る霧は子供の注意を引きやすいため、安全性を考えると、スチーム式以外の加湿器を選んだほうがいいでしょう。
たとえば40℃程度に温めた水を散布するハイブリッド加湿器であれば、加湿中に子供が火傷する心配はありません。タンクを丸ごと煮沸消毒できるタイプを選べば、衛生的に使用することも可能です。
長時間使える加湿器
子供の健康を守るためには、寝ている間も加湿し続けることが重要です。数時間でタンクが空になってしまうような加湿器だと就寝中の乾燥を防げないため、最低でも10時間程度加湿し続けられるタイプを選ぶといいでしょう。
子供におすすめの加湿器の種類
すでに触れたとおり、加湿器は「加湿方式」によっていくつかの種類に分けられます。
加湿方式 |
特徴 |
メリット |
デメリット |
ハイブリッド式 |
複数の方式を組み合わせた方式 |
加湿スピードが早い 音が静か |
火傷に注意 (低温式なら安心) |
超音波式 |
超音波で水を微粒子にして噴霧 |
運転音が静か |
煮沸しないため衛生面に注意 |
スチーム式 |
水を蒸発させて加湿 |
加湿時に煮沸するため衛生的 |
火傷に注意 |
気化式 |
気化を利用して加湿 |
火傷の心配がない コスパに優れる |
加湿能力は高くない 煮沸しないため衛生面に注意 |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ハイブリッド式
ハイブリッド式は「複数の加湿方法」を組み合わせた加湿器です。代表的な組み合わせとしては次の2パターンが挙げられます。
●気化式ハイブリッド(熱と気化式の組み合わせ)
●超音波式ハイブリッド(熱と超音波式の組み合わせ)
沸騰させるタイプのハイブリッド加湿器は、やはり火傷に注意しなければなりません。子供の安全性を考えると、「超音波と低温加熱」のような組み合わせがおすすめです。また、この場合は加湿時に煮沸消毒できないため、定期的なお手入れがしやすい製品を選ぶといいでしょう。
超音波式
タンク内の水を「超音波」で振動させ、微粒子(微細な霧)を噴霧することで加湿するタイプです。稼働音が静かなため、子供が寝ている間もストレスなく使用できます。ただし加湿時に煮沸消毒できないため、やはりお手入れしやすい製品を選んだほうが安心です。
スチーム式
水を沸騰させた蒸気で加湿するタイプなので、もっとも加湿スピードが早いことが特徴です。加湿時に煮沸消毒できるため、細菌がまき散らされる可能性も低いでしょう。ただし火傷の危険性が高いため、子供がいる家庭には向いていません。もし使用する場合は、子供の手が届かない場所におきましょう。
気化式
水を含ませたフィルターに風を当て、気化した水分で加湿するタイプです。火傷の心配はなく、電気の使用量も少ないためコストパフォーマンスに優れています。ただし湿った状態が長く続くため、雑菌が繁殖しやすいことには注意してください。
子供がいる家庭の正しい加湿器の設置場所
ここからは子供がいる家庭が意識すべき、正しい加湿器の設置場所を紹介します。すべてを満たす場所はないかもしれませんが、なるべく意識してみてください。
子供の手の届く場所は避ける
火傷の危険性の有無に関わらず、子供の手が届かない場所に置いたほうが誤操作などのトラブルを防げるため安心です。また、冷たい空気は低い場所に集まる性質があるため、加湿器を低い場所に置くと、結露で床が濡れてしまう可能性もあります。そのため、ある程度の高さがある棚の上などへの設置がおすすめです。操作性も鑑みると、床から1m程度の場所がいいでしょう。
直接肌に当たらない場所に置く
加湿器から出た水分が肌に付くと、一時的には潤うものの、その水分が乾くときに肌内部の水分も奪ってしまいます。これは乾燥肌の原因にもなるため、なるべく加湿器から出た霧が直接肌に当たらない場所を選びましょう。
部屋の中央付近であればカビの発生がしにくい
加湿器から出た霧が壁にあたると、その部分にカビが発生してしまう可能性が高いです。また、窓の近くで加湿すると結露を誘発し、窓枠部分にカビが生じる原因にもなります。カビを防ぐ観点から考えると、転倒や接触などの対策をしつつ、部屋の中央付近に置くことが望ましいです。
子供におすすめの加湿器2選
それでは最後に、子供がいる家庭におすすめの加湿器を2つ紹介します。
|
|
28,000円 |
38,000円 |
どちらも火傷の心配がなく、なおかつお手入れがしやすいタイプの加湿器です。煮沸消毒も可能であるため、衛生的に使用できます。それぞれの加湿器ごとに詳細な特徴を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
CAREPOD オリジナルステンレス超音波加湿器
CAREPOD オリジナルステンレス超音波加湿器(MS031S2)は、分離しやすいステンレス水タンクが採用されているため、タンクごと煮沸消毒することも可能です。タンクを煮沸消毒することで、黄色ブドウ球菌・大腸菌・緑膿菌などの細菌を1分以内に99%まで殺菌できるという試験結果も出ているため、衛生面での安全性を意識する家庭に向いています。
タンクを丸ごと洗浄するとなると面倒だと思うかもしれませんが、CAREPOD オリジナルステンレス超音波加湿器(MS031S2)は「内カバー」「水タンク」「振動子」のたった3つのパーツから構成されており、分解・組み立ても簡単であるため、定期的なお手入れが負担になることはありません。
皿洗いのようにスポンジで洗浄することも可能ですし、食器洗い機を使用することもできるため、非常にお手入れしやすい加湿器だといえるでしょう。(振動子部分は本体との接触部に水が入らないよう、手洗いする必要があります) 最長で30時間にわたって稼働し続けられるため、睡眠中に水がなくなってしまうこともありません。また、運転音は最大で35dBと非常に静かです。ささやき声が30dB程度であることを鑑みると、非常に静かな加湿器だといえるでしょう。
型名 |
MS031S2 |
運転モード |
加湿量調節機能 ・電源ON/OFF機能 時間予約機能 |
消費電力(最大) |
30W |
加湿量(最大) |
1段 150ml/h、 2段 230ml/h、 3段 300ml/h |
運転音(最大) |
35dB |
運転加湿時間(最大) |
30時間 |
運用床面積 |
22.68㎡(14畳) |
CAREPOD キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器
CAREPOD キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器(X50)は、「超音波」と「低温加熱」を組み合わせたハイブリッド式加湿器です。フィルターフリーであるため、雑菌が繁殖してしまう可能性を抑えられます。また、やはり取り外ししやすい「ステンレス水タンク」が採用されており、分離して洗浄することも煮沸消毒することも可能であるため、日々の衛生管理がしやすいことも特徴です。
キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器(X50)は「低温加熱方式」であるため、子供が火傷してしまう心配はありません。それでいて超音波式と比べると加湿性能には優れているため、安全面に考慮しつつスピーディーに加湿したい家庭におすすめです。
また、稼働音は先述した製品と同じく「35dB」と非常に静かで、30時間にわたって運転し続けられるため、就寝中の使用に向いています。なお、 省エネルギーで加湿できる製品のため、電気代を抑えやすいこともポイントです。
型名 |
X50 |
運転モード |
加湿量調節機能 ・電源ON/OFF機能 時間予約機能・ヒーター機能(水温MAX40℃) |
消費電力(最大) |
一般加湿:30W 加熱・加湿:100W |
加湿量(最大) |
一般加湿:1段 150ml/h、 2段 230ml/h、 3段 300ml/h 保温加湿:1段 170ml/h、 2段 300ml/h、 3段 400ml/h |
運転音(最大) |
35dB |
運転加湿時間(最大) |
30時間 |
運用床面積 |
22.68㎡(14畳) |
まとめ
加湿器は子供の健康を守るために必要不可欠なアイテムです。しかしお手入れせずに放置するとカビ・雑菌の発生源となりますし、置き場所を間違えると子供が怪我をしてしまう可能性もあります。これらの点をふまえ、子供がいる家庭は「超音波式」「ハイブリッド式」で、なおかつ定期的なお手入れがしやすい加湿器を選ぶようにしてみてください。
CAREPODの加湿器の加湿方式は「超音波式」と「超音波+低温加熱のハイブリッド式」であるため、子供がいる家庭には最適です。さらに2種類とも衛生面に配慮したステンレス製水タンクが採用されており、丸ごと洗浄・殺菌できるため、子供がいる家庭に最適な特徴がすべて備わっています。子供の健康のために加湿器を探している方は、ぜひCAREPODの加湿器を選んでみてください。
▼「Carepodオリジナル」ステンレス加湿器の詳細については、こちらをご覧ください。
▼「Carepodキューブ」ハイブリッド式ステンレス加湿器の詳細については、こちらをご覧ください。