乾燥肌と蕁麻疹の関係は?加湿器で蕁麻疹を予防しよう

肌の痒み・赤みなどの症状が生じる「蕁麻疹」に悩んでいる方は少なくありません。蕁麻疹の原因は多岐にわたりますが、実は乾燥肌に起因するケースがあることをご存知でしょうか。この記事では乾燥肌と蕁麻疹の関係性や、加湿器で蕁麻疹を予防する方法について紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
蕁麻疹とは?

蕁麻疹(じんましん)は決して珍しい病気ではなく、2割程度の方が一生のうちに一度は経験するとされています。蕁麻疹は皮膚の病気の一つで、皮膚の一部が突然くっきり赤く盛り上がってしまうことが特徴です。この盛り上がりは膨疹(ぼうしん)と呼ばれています。ほとんどの場合、しばらくすると膨疹は痕形もなく消えてしまいますが、皮膚が盛り上がっている間は痒みを伴うため、辛いと感じる方も多いでしょう。
蕁麻疹を引き起こす原因
蕁麻疹の仕組みについて、もう少し詳しく解説します。蕁麻疹になっている皮膚の中では、小さな血管が一時的に膨らんでいることが特徴です。そして、血液の中の「血漿」と呼ばれる成分は、周囲に滲み出ています。そのため皮膚の一部が赤く盛り上がってしまうのです。
皮膚の血管の周りには「マスト細胞」と呼ばれる顆粒の詰まった細胞がちらばっていますが、このマスト細胞が特定の原因をきっかけに「ヒスタミン」を含んだ顆粒を放出すると、その成分に血管が反応して蕁麻疹を引き起こすといわれています。このような状態を引き起こす原因としては、次の4つが代表的です。
・ストレスや疲労
・食物・食品添加物
・摩擦や刺激
・感染症
それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。
ストレスや疲労

一定の限度を超えるストレスは、さまざまな病気の原因となります。これは蕁麻疹についても例外ではありません。このあと紹介する食物・物理的刺激など明らかな原因が存在していないにも関わらず繰り返し症状が見られる「慢性蕁麻疹」については、心身のストレスで症状が悪化することが知られています。
食物・食品添加物
食物・食品添加物が蕁麻疹の原因となることも多いです。とくに蕁麻疹の原因となりやすい食品としては、次のような例が挙げられます。
・サバやアジなどの青魚
・肉類
・タケノコ
・エビやカニなどの甲殻類
・果物
・ソバ
・人工色素(黄色・赤色など)
・防腐剤(パラベンなど)
なお、エビ・カニ・ソバ・果物などに起因する蕁麻疹は「アレルギー性」のことが多いですが、アレルギーでないにも関わらず症状が現れる「非アレルギー性」の蕁麻疹も存在します。アレルギー性の蕁麻疹の場合、皮膚検査・血液検査によって原因を比較的簡単に突き止めることが可能です。
摩擦や刺激
摩擦などの物理的な刺激で蕁麻疹が生じることもあります。たとえば次のような刺激が代表例です。
・機械的擦過(皮膚をこすったり掻いたりすること)・圧迫
・寒冷
・日光
・温熱
・振動
これらに起因する蕁麻疹は、とくに「物理性蕁麻疹」と呼ばれています。
感染症
寄生虫や真菌(カビ類)・細菌・ウイルスなどによる感染症に起因して蕁麻疹が生じることもあります。とくに毎日のように繰り返し症状が現れる蕁麻疹のうち、発症して1か月以内の「急性蕁麻疹」は、細菌・ウイルスが原因となっていることが多いです。
また、蕁麻疹が生じたとしても、通常発熱することはありません。しかし発熱と蕁麻疹が同時に見られる場合、それは感染症に起因する可能性が高いといわれています。
肌が乾燥すると蕁麻疹の原因になる!?

ここまで蕁麻疹の代表的な原因について紹介してきましたが、実は乾燥肌が原因で蕁麻疹が起こることもあります。そもそも乾燥肌とは、肌の水分・皮脂などの「潤い」が不足している状態です。潤いが失われると、肌のもっとも外側にある「角質層」のバリア機能も低下してしまい、さまざまな肌トラブルを生じます。また、バリア機能が低下すると肌が外部からの刺激に弱くなるため、蕁麻疹の原因物質の影響を受けやすくなります。そのため乾燥肌になると、蕁麻疹も生じやすいのです。
蕁麻疹の症状が出た場合の対処法
もし蕁麻疹の症状が出た場合、たとえ痒みを感じたとしても、患部を掻かないようにすることが重要です。掻くと痒みが広がってしまい、湿疹化する可能性もあるため注意しなければなりません。痒みを我慢できない場合は濡れタオルなどで冷やしてみてください。一時的に痒みが収まります。(ただし寒冷刺激が蕁麻疹の場合、患部を冷やすと症状が悪化するため注意しなければなりません)ほとんどの蕁麻疹は数時間から1日程度で自然に消失し、痕が残ることもないため、痒みを抑えながら様子を見ていいでしょう。ただし次のような症状がある場合は、医療機関への受診が必要です。
・かゆみ・痛みが強い
・膨疹が広範囲に出ている
・原因が不明なまま蕁麻疹が繰り返されている(長引いている)
・蕁麻疹以外の症状が同時に見られる(唇・喉・まぶたの腫れなど)
蕁麻疹を引き起こさないためには?
さて、蕁麻疹を引き起こさないためにできることとしては、次の3点が挙げられます。
・肌の保湿をしっかり行う
・紫外線対策をする
・規則正しい生活をおくる
それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
肌の保湿をしっかり行う
先述したとおり、肌が乾燥すると表皮のバリア機能が失われ、蕁麻疹が生じやすくなることがあります。そのためお肌をしっかりと保湿し、バリア機能を保つようにしましょう。保湿クリームなどを塗ることはもちろん、室内の湿度を適切に保つことも重要です。
なお、一般的に快適な湿度は40%〜60%といわれていますが、乾燥肌に悩んでいる場合は60%〜65%に保つといいでしょう。これだけの湿度を保つことは簡単ではないため、加湿器を上手に活用してみてください。
ただし加湿器を使う際は、内部でカビ・雑菌が繁殖しないよう注意する必要もあります。毎日のお手入れが苦にならないよう、分解・組立が簡単な加湿器を選ぶことも意識してみてください。
紫外線対策をする
紫外線・光に対する過敏反応で「日光蕁麻疹」が生じることもあるため、外出時には注意しなければなりません。また、紫外線は肌の乾燥を招くため、他の蕁麻疹の原因ともなりえます。保湿ケアをしたら日焼け止めも塗るなど、紫外線対策も心がけてみてください。
規則正しい生活をおくる
疲労やストレスも蕁麻疹の原因となるため、蕁麻疹を引き起こさないためには規則正しい生活をおくることも重要です。食事の栄養バランスを意識することはもちろん、適度に運動し、十分に睡眠を取るようにしましょう。
蕁麻疹対策には、お部屋の湿度を適切に保つのがおすすめ

繰り返しとなりますが、空気が乾燥すると肌のバリア機能が低下し、蕁麻疹が発生しやすくなります。とくにエアコンの効いた室内は湿度が下がりやすく、乾燥によって肌が痒くなったり赤くなったりすることも少なくありません。
蕁麻疹はもちろん、乾燥肌を予防するためにも、お部屋の湿度を60%〜65%程度、最低でも40%以上に保つようにしましょう。湿度を適切に保てば肌を守るだけではなく、風邪対策・花粉症対策などの効果も期待できます。
蕁麻疹対策におすすめの加湿器3選

さて、お部屋の湿度を適切に保つためには、加湿器を導入することが不可欠です。しかしお手入れのしづらい加湿器を設置してしまうと、加湿器内部で繁殖したカビ・雑菌が部屋中にばら撒かれてしまうかもしれません。これは「加湿器肺炎」など他の疾患の原因になりうるため、蕁麻疹対策で加湿器を導入するときは、お手入れのしやすい製品を選ぶことが重要です。
CAREPOD社は3種類の加湿器をラインナップしていますが、すべてお手入れがしやすく、蕁麻疹対策としても効果的です。
28,000円 |
38,000円 (スタンドセットは43,000円) |
18,000円 |
それぞれの加湿器の特徴について詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
CAREPOD オリジナルステンレス超音波加湿器

オリジナルステンレス超音波加湿器(MS031S2)はお手入れしやすい構造が特徴の、歯科医師が開発した世界初のステンレス超音波加湿器です。とくに雑菌が繁殖しやすい「フィルター」は使われておらず、「内カバー」「水タンク」「振動子」のみで構成されているため、簡単にお手入れができます。また、ステンレス製の「水タンク」は丸ごと煮沸消毒することも可能です。(大腸菌などの雑菌は煮沸消毒することで、1分以内に99%も殺菌できるといわれています)
また、運転音が非常に静かなため、寝室に置いても眠りを妨げることはありません。リラックス空間で使える加湿器を探している方は、ぜひオリジナルステンレス超音波加湿器(MS031S2)を使ってみてください。
型名 |
MS031S2 |
運転モード |
加湿量調節機能 ・電源ON/OFF機能 時間予約機能 |
消費電力(最大) |
30W |
加湿量(最大) |
1段 190cc/h、 2段 250cc/h、 3段 300cc/h |
運転音(最大) |
35dB |
運転加湿時間(最大) |
30時間 |
運用床面積 |
22.68㎡(14畳) |
販売価格 |
28,000円(税込・全国送料無料) |
CAREPOD キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器
キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器(X50)も歯科医師が開発した加湿器で、やはりフィルターフリーのお手入れしやすい構造であることが特徴です。こちらも水タンクを丸ごと煮沸消毒できるため、衛生的に使用できます。
また、「超音波×低温加熱」を組み合わせて加湿するハイブリッド式であるため、先ほど紹介した単純な超音波式よりも加湿性能が高いこともポイントです。熱を使う仕組みですが、タンク内で加熱板が水温約40℃にヒーティングするのみであるため、消費電力も最大100Wに抑えられています。吹き出されるミストも40℃未満であるため、子どもやペットが火傷してしまう心配もありません。加湿量が多い加湿器が欲しい方は、ぜひキューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器(X50)を使ってみてください。
型名 |
X50 |
運転モード |
加湿量調節機能 ・電源ON/OFF機能 時間予約機能・ヒーター機能(水温MAX40℃) |
消費電力(最大) |
一般加湿:30W 加熱・加湿:100W |
加湿量(最大) |
一般加湿:1段 150cc/h、 2段 230cc/h、 3段 350cc/h 保温加湿:1段 170cc/h、 2段 300cc/h、 3段 440cc/h |
運転音(最大) |
35dB |
運転加湿時間(最大) |
30時間 |
運用床面積 |
22.68㎡(14畳) |
販売価格 |
38,000円(税込・全国送料無料) |
CAREPOD ビューティーモイスチャーライザー肌保湿加湿器
CAREPOD ビューティーモイスチャーライザー肌保湿加湿器(MS021P)は「肌保湿仕様」が特徴の加湿器です。直進型加湿により、肌をしっとりさせてくれます。乾燥肌に伴う蕁麻疹に悩んでいる方にはとくにおすすめの製品です。
なお上述した2製品と異なり、ビューティーモイスチャーライザー肌保湿加湿器(MS021P)はステンレス製ではないため、水タンクを煮沸消毒することはできません。しかしフィルターは使われておらず、「水タンク」「振動子」「水タンクカバー」の3パーツのみの構造であるため、お手入れは非常に簡単です。水に濡れないよう注意しなければならないパーツもありますが、水タンクは食洗機にも対応しています。
型名 |
MS021P |
運転モード |
加湿量調節機能 電源ON/OFF機能・水位調節 時間予約機能 |
消費電力(最大) |
25W |
加湿量(最大) |
1段 120cc/h、 2段 200cc/h、 3段 250cc/h |
運転音(最大) |
35dB |
運転加湿時間(最大) |
27時間 |
運用床面積 |
22.68㎡(14畳) |
販売価格 |
18,000円(税込・全国送料無料) |
まとめ
蕁麻疹の原因は「ストレスや疲労」「食物・食品添加物」「摩擦や刺激」「感染症」など多岐にわたりますが、肌が乾燥することで表皮のバリア機能が低下すると、より蕁麻疹が発生しやすくなってしまいます。そのため蕁麻疹を防ぐためには、室内の湿度を適切に保ち、肌の潤いをキープすることが重要なのです。乾燥肌を防ぐためには室内の湿度を60%〜65%に保つ必要があるため、加湿器を上手に活用することを意識してみてください。
▼CAREPOD ステンレス超音波加湿器の詳細については、こちらをご覧ください。


