超音波式加湿器とは?デメリットや電気代を紹介
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加湿器の種類は、その「加湿方式」によってさまざまに分類されます。水を沸騰させる「スチーム式」や、水分を気化させる「気化式」などはイメージしやすいかもしれません。しかし「超音波式」という種類は、いったいどのように加湿しているのか詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。
この記事では超音波式加湿器の特徴やメリット・デメリット、さらには家庭での使用時に気になる電気代について詳しく紹介します。加湿器の種類選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
超音波式加湿器とは?
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「そもそも超音波とは、人間が聞くことのできる音域(可聴域)である20Hz〜20,000Hz(20kHz)を超える周波数の音波のことです。超音波と聞くと怖い・不安だというイメージを持つ方がいるかもしれませんが、加湿器の超音波が何か悪影響を及ぼすことはないため安心してください。
超音波は周波数が高く人間の耳には聞こえませんが、振動は発生するため、さまざまな分野で活用されているものです。専門的な工業製品はもちろん、歯ブラシ・アイロン・ミシンなどさまざまな電化製品にも使用されています。超音波式加湿器も、ご家庭で安心して利用できるものです。
そのような超音波式加湿器の水タンクの中には、超音波を発生させる装置が設置されています。そして、この装置が水を振動させると水面の一部が隆起し、粒子(細かなミスト)が発生することが特徴です。超音波式加湿器はこのミストを風で飛ばし、室内に拡散させることで湿度を上げています。
超音波式加湿器のメリット
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さて、超音波式加湿器のメリットとしては、次の6つが挙げられます。
● お部屋の隅々まで加湿しやすい
● 運転音が気になりにくい
● 本体が熱くならず安全性に優れている
● 加湿スピードが早い
● 電気代が他の加湿器に比べて安い
● デザイン性に優れた商品が多い
他の加湿方式と比べても、メリットが多岐にわたるといえるでしょう。それぞれ詳しく解説します。
お部屋の隅々まで加湿しやすい
超音波によって作られるミストの粒子は、非常に細かいことが特徴です。そのため水蒸気が部屋中に拡散しやすく、お部屋の隅々まで加湿しやすいとされています。これはリビングなど広めのお部屋で使用する場合、大きなメリットだといえるでしょう。
運転音が気になりにくい
水を沸騰させる加湿器は、どうしても運転音が大きくなってしまいます。子供のお昼寝の妨げになったり集中力が切れる原因になったりするため、導入をためらう方も少なくありません。その一方、超音波式加湿器の運転音は非常に静かです。とくに運転音が40dB以下の製品を選べば、ほとんど気になりません。(一般的な会話が60dB程度、ささやき声が30dB程度といわれています)
本体が熱くならず安全性に優れている
水を沸騰させる加湿器は本体が熱くなり、吹き出し口も高温となることから、火傷の原因となる可能性があります。小さな子供・ペットなどと暮らしている場合、とくに注意しなければなりません。 超音波式加湿器は「熱」を使わないため火傷の心配がなく、安全性に優れていることもメリットの一つだといえます。
加湿スピードが早い
運転音が静かで本体が熱くならない加湿方式としては、「気化式」も挙げられます。気化式は湿った「フィルター」にファンなどで風を当て、気化した水蒸気で加湿する仕組みです。濡れタオルを干すのと同じような仕組みであるため、音も熱も発生しません。
しかし濡れタオルを干してもなかなか加湿されないのと同じく、気化式の加湿器もそこまで加湿能力に優れているわけではありません。その点、超音波式の加湿器は運転音も静かで高温にもならないうえに、加湿スピードが早いこともメリットです。超音波式加湿器を置いても意味がないと思われる方もいるかもしれませんが、実は加湿性能も優れていることは知っておきましょう。
電気代が他の加湿器に比べて安い
超音波式は熱を使わないため、他の加湿器に比べると消費電力が少ないことも特徴です。消費電力が少ない結果、電気代も安くなります。省エネ性能に優れた加湿器を選びたい方にも、超音波式はおすすめです。
デザイン性に優れた商品が多い
超音波式加湿器はさまざまな商品が販売されており、デザイン性に優れたものも多いです。また、構造がシンプルであるためサイズが大きすぎない製品も多く、お部屋の雰囲気を壊しづらいこともポイントだといえます。加湿器をインテリアの一つとしてこだわりたい方も、超音波式加湿器の中から好みのデザインの商品を選んでみるとよいでしょう。
超音波式加湿器のデメリット
メリットの多い超音波式加湿器ですが、少なからずデメリットも存在します。
● こまめなお手入れが必要
● 床や周囲の家具が濡れる場合がある
● ホワイトダストになりやすい
購入後に後悔しないように、対策についても知っておきましょう。
こまめなお手入れが必要
超音波式は「超音波」で水をミストにする方式のため、スチーム式のように加湿時に煮沸消毒されることはありません。そのため、放置すると加湿器内部でカビ・雑菌が繁殖してしまう可能性があります。
加湿時にカビ・雑菌をまき散らすと、それらが健康被害につながる可能性もあるため、超音波式加湿器はこまめなお手入れが欠かせません。日々のお手入れが苦にならないように、分解・組立のしやすい製品を選ぶようにしましょう。また、水タンクを丸ごと煮沸消毒できる加湿器だと、雑菌を殺菌できるため安心して使用できます。
床や周囲の家具が濡れる場合がある
超音波式加湿器は、水を細かくして噴霧する仕組みです。一見「水蒸気」が噴出されているように見えますが、正しくは「非常に細かい常温の水」が出てきているため、床・周囲家具が濡れてしまうことがあります。このような濡れはカビや傷みの原因となるため、対策しなければなりません。
選ぶ超音波加湿器によっては、床濡れ・家具濡れがしにくい製品もあります。濡れるのを避けたい場合は、そのような加湿器を選びましょう。
ホワイトダストになりやすい
衛生面を考え、加湿器にはカルキの入った「水道水」を使用するケースが多いです。つまり超音波式加湿器は、「非常に細かい常温の水道水」を噴霧することになります。水道水にはミネラルなどの成分が含まれており、この成分が白い粉となって床・周囲家具に付着する可能性も否めません。いわゆる「ホワイトダスト」と呼ばれる現象です。
結局のところ「ホワイトダスト」もミストが床・周辺家具に付着することが原因であるため、やはり「床濡れ・家具濡れ」しづらい加湿器を選ぶことで対策できます。
超音波加湿器の電気代
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運転モードによっても異なりますが、超音波式加湿器の平均的な電気代は1時間あたり約0.8円前後だといわれています。スチーム式の電気代が1時間あたり3円〜8円程度であることと比べると、超音波式加湿器は非常に省エネだといえるでしょう。
超音波式加湿器を清潔に保つ方法
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先述したとおり、超音波式加湿器を使用するときはカビ・雑菌の繁殖に注意しなければなりません。超音波式加湿器を清潔に保つ方法について紹介するので、ぜひお試しください。
タンクの水は毎日交換する
水道水には雑菌の増殖を抑える「カルキ」が入っていますが、これも半日ほどで抜けてしまいます。そのため少なくとも、タンクの水は1日に1回は交換しましょう。
「スチーム式」は火傷の危険があるため、子供部屋への設置は向いていません。また、「気化式」は加湿能力が高くないため、思ったように湿度を上げられないことがあります。これらの点をふまえると、「ハイブリッド式」、「超音波式」のいずれかを選ぶといいでしょう。
タンクや付属品の掃除をこまめに行う
加湿器内部のタンク・付属品は湿った状態になるため、カビ・雑菌が繁殖しやすい環境であるといえます。また、水に含まれるミネラル(マグネシウム・カルシウムなど)が蓄積すると、タンクや付属品に「水垢」が付着するかもしれません。水垢そのものに害はないものの、溜まりすぎると加湿能力が落ちてしまうことが難点です。
カビ・雑菌・水垢を防ぐためにも、タンクや付属品の掃除はこまめに行いましょう。最低でも1週間に1回は念入りにお手入れしてみてください。
汚れがひどい場合はクエン酸掃除を行う
加湿器内部の汚れがひどいと感じる場合は、クエン酸を使った掃除がおすすめです。1〜2リットルくらいのぬるま湯にクエン酸を大さじ1杯溶かし、そこに各部品をつけ置きしてみてください。その後ブラシなどでこすり洗いすると、水垢などの汚れを簡単に落とせます。
お手入れのしやすい超音波加湿器を選ぶのもおすすめ
加湿器を清潔に保つためには日々のお手入れが大切ですが、どうしても面倒だと感じてしまう方もいるでしょう。そのような方は、そもそもお手入れのしやすい商品を選ぶことが重要です。「タンクが丸洗いできる」、「食洗機で洗える」など、お手入れしやすい構造かどうかチェックしてみてください。
超音波式加湿器のお手入れ方法
超音波式加湿器の一般的なお手入れ方法についても紹介します。まず毎日の水交換では、その都度タンクを振り洗いしましょう。これで加湿器内部を最低限清潔な状態に保てます。水交換の際に汚れが目立つようであれば、先述したようにクエン酸を使ってお手入れしてみてください。
さらに衛生面に配慮したい場合、水タンクなどを煮沸消毒して殺菌することが重要です。タンクを煮沸消毒すると「黄色ブドウ球菌」、「大腸菌」、「緑膿菌」などの雑菌は1分以内に99%も殺菌できるといわれています。煮沸消毒に耐えうる加湿器は多くないため、購入前に確認してみてください。
超音波式加湿器のおすすめ商品
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ここまで紹介してきたポイントをふまえ、おすすめの超音波式加湿器について紹介します。具体的な製品選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
CAREPOD オリジナルステンレス超音波加湿器
オリジナルステンレス超音波加湿器(MS031S2)は、歯科医師が開発した、煮沸消毒して有害細菌を殺菌できる世界初のステンレス超音波加湿器として注目を集めています。「内カバー」「水タンク」「振動子」のたった3つのパーツで構成されており、簡単に分離して洗浄できるため、日々のお手入れも簡単です。 「振動子」部分のみは手洗いが必要ですが、その他の部分は食洗機にも対応しています。
「ステンレス水タンク」は、タンクごと煮沸消毒することも可能であるため、殺菌性能にも優れているといえるでしょう。フィルターフリーであるため、加湿器内部で雑菌が繁殖する可能性も低いです。
また、超音波式加湿器による床濡れ・家具濡れを心配している方もいるかもしれません。しかし、CAREPODの加湿器は床や周囲の家具が濡れないように、ミストが放出される仕組みになっているため安心してください
さらに、タンク内の水位にあわせて振動子が浮遊し、それによって加湿量が一定になる「フローティング技術」という技術が使われているため、お部屋全体をムラなく加湿できることも特徴です。吹き出し口が熱くなることもないため、小さな子供やペットがいる家庭でも安心して使用できます。
なお、オリジナルステンレス超音波加湿器(MS031S2)は運転音も最大35dBと、非常に小さく抑えられています。赤ちゃんがお昼寝するお部屋はもちろん、子供部屋・寝室などでの使用にも最適です。
型名 |
MS031S2 |
運転モード |
加湿量調節機能 ・電源ON/OFF機能 |
消費電力(最大) |
30W |
加湿量(最大) |
1段 150ml/h、 2段 230ml/h、 3段 300ml/h |
運転音(最大) |
35dB |
運転加湿時間(最大) |
30時間 |
運用床面積 |
22.68㎡(14畳) |
まとめ
超音波式加湿器は吹き出し口が熱くならず、なおかつ加湿効率にも優れているため、子供やペットがいる家庭には非常におすすめです。その一方、加湿時に煮沸消毒されないことから、カビ・雑菌には注意しなければなりません。超音波式加湿器を選ぶときは、お手入れしやすい構造で、なおかつ水タンクを煮沸消毒できる製品を選ぶとよいでしょう。
この記事で紹介したCAREPODのオリジナルステンレス超音波加湿器(MS031S2)は、たった3つのパーツで構成されており、分解・組立も簡単であるため、毎日お手入れしても苦になりません。水タンクを丸ごと煮沸消毒することも可能なため、雑菌を殺菌できることもポイントです。衛生的に使える超音波式加湿器を探している方は、ぜひCAREPODのオリジナルステンレス超音波加湿器(MS031S2)を使ってみてください。
▼「Carepodオリジナル」ステンレス加湿器の詳細については、こちらをご覧ください。
▼「Carepodキューブ」ハイブリッド式ステンレス加湿器の詳細については、こちらをご覧ください。